「オールディーズ、バットグッディーズ」ジャージー・ボーイズ tonbori堂さんの映画レビュー(感想・評価)
オールディーズ、バットグッディーズ
アメリカのフォー・シーズンズというグループの始まりから成功、そして晩年までをメンバーがそれぞれを語るというスタイル。
元はミュージカルだったものをクリント・イーストウッドが映像化。正直最初は、ミュージカルって滑ると寒いからなあと思ってたし、特に「レ・ミゼラブル」という成功作があったのでどうなのよと思っていたら、実に面白い作り方をしていた。またオリジナルの舞台キャストを起用したりなど、キャストにも目を配るクリント流がここでも当たり非常に観やすい映画だった。使われているフォー・シーズンズの楽曲は一度は聴いたことがあるナンバー。これが物語にうねりを付けている。
フォー・シーズンズの話ではあるが潤色があり、これはある意味クリント御大の「アメリカン・Bサイド・グラフティ」という趣きの作品だったと思う。
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