「イーストウッドが手がけた、ミュージカルの名作」ジャージー・ボーイズ 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
イーストウッドが手がけた、ミュージカルの名作
ストーリーとしても素晴らしく、役者の歌声も素晴らしい。
なによりも、ヒーローや聖人に仕立てずに、人間臭い欲や嫉妬の感情をも描いているところが、映画に入り込んでいった要素だった。
フランキーの、華やかでありながら苦節もあった人生が、深く心に響く。
さわやかなラブソングだと思っていた「君の瞳に恋している」が生まれた背景に、あんな悲しいエピソードがあったなんて。フランキーがステージで「君の~」を歌う姿を見守りながら、涙がこみ上げてきた。
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