「ファルセットは僕にとっては『ライオンは寝ている』つまり、トーケンズ」ジャージー・ボーイズ マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ファルセットは僕にとっては『ライオンは寝ている』つまり、トーケンズ
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ミュージカルみたいな映画だから良い。
彼等の曲を聞いたことはあるし、勿論、名前も知っているが、ライブでは知らなかった。ファルセットは僕にとっては『ライオンは寝ている』つまり、トーケンズ〔?〕で『シェーリー』もトーケンズの歌だとずっと思っていた。勉強になった(勿論『ビー・ジーズ』が一番好き)。
この映画は『興行』と言う行為が、アメリカ裏社会と、いかに隣合わせでいたかを回顧する内容だと思う。この場合、イタリア系白人が裏社会から搾取(?)されてきた話だと思う。まぁ、白人だからまだ良かったのだと思う。同時期(1960年代)は、公民権法の制定前の時期。音楽の種類に関係なく、黒人は、アメリカ資本家(若しくは興行主)の仕組んだ興行に、搾取(?)されてきた歴史があることを忘れてはならない。
イーストウッド監督と知らなかった。イーストウッド監督は『バード』だとかでも、裏社会との繋がりを素直に描いていたと思う。その点は認めるが、その時期を温故知新で回顧するイデオロギーが僕には共感出来ない。
若い時から苦労して『アメリカのテレビ西部劇-ローハイド』で演じてきた。しかし、世界的に花を咲かせたのは、皮肉なことに『イタリア西部劇』。苦労して、上り詰めた人物であるのは認めるが、決して『ジョン・ウェイン』ではない。彼が張る虚勢もそういったコンプレックスがあるのかと思う。
しかし、ジョン・ウェインよりもはるかに名優だと僕は思うが。
追伸 見ていたテレビの俳優はローハイドのクリント・イーストウッドだ!今気付いた。
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