肉のレビュー・感想・評価
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おとぎ話的解釈
厳格で他人と距離を置く人間である父のもと、「ある風習」を目前に控えた姉妹の物語。逃げたいようで、逃げられない。特に非道な束縛があるわけでもない日常生活なのだが、どこか湿り気のある不気味さを漂わせた生活。童話でも描かれそうな世界観の作品だ。それを見事に描いており、ホラー映画とは思わせない仕上がりだった。
R-18指定のためかなりの描写、ストーリーを想像したが、全体的にはマイルドだ。イーライ・ロス監督の気分を害する「ホステル」の様な作品ではない。
しかし、人の命の尊厳等を当たり前の様に破壊する描写が垣間見え、精神的にやってくる恐怖が多かった。しかしストーリー自体にさほど面白みが薄かったのがややマイナスポイントだが、恐らく原作に忠実なのだろう。小説の方が細かな描写が多いはずだ。やや読んでみたい気もする。
描かれるシーンの数々は監督の過去作、「ステイク・ランド 戦いの旅路」に近い。このような描き方をする監督にはピッタリの作品だろう。
私たちの肉!!
テレビはありますが、あまり俗物的ではない清らかな暮らしと、美しいヒロインのいる雰囲気は好みですが、内容自体は特に面白いという訳ではないのが残念です。個人的には、保安官補が殴られたシーンがピークでした。クールー病の認知がもっと広まれば、畜産業で仲間の死骸をミンチにした餌を牛に食わせる事もなくなるのにと思います。ラストは無理矢理な感じがしますが、その後姉妹の手がブルブル震えるようになって終われば良かったです。邦題はやや乱暴な印象なので、食べる対象と食べて出来上がった自分達の体の両方を指す「私たちの肉」が良いと思います。
可愛い金髪ちゃん
けいおんファンは吹替で観てね!
16年17本目は安直すぎる邦題ブレイカー大損作品。田舎町に住む主人公家族は誰にも言えない秘密、先祖代々続く恐ろしいしきたりを持っていた。アートワークからわかるようにゴシックな雰囲気の漂う大人しい作品。そんなに驚くストーリー展開も無いし非常にゆったりまったり話が進みますが、ラストがちょい衝撃って感じ。
邦題「肉」に対して原題「We Are What We Are」この意味を噛み締めたうえでラストを観てほしいのに、これじゃあネタバレ?もいいところ。単なるゴシック・グロ映画だと思う人は多いんじゃないだろうか、わたしはそう思って観始めたのに、「肉」らしいシーンはわりと終盤になるまで出てこずそれまではずっと生活シーンなので、タイトルからグロ・流血描写を期待してる人には物足りないかも知れない。
見所は美人姉弟。けいおんファンは吹替で観てね!
ヨソはヨソ、ウチはウチ。
グロだけではない
何百年も前から続いてる伝統。
それは子羊の日と呼ばれた日に人の肉を食べるということ。
美しい姉妹はこの伝統に戸惑い苦しみながらも父に、そして家族の伝統に従わざるをえなかった。
人は何を持って食べていいものと食べてはいけないものを分けているのか。
人をなぜ食べてはいけないのか。そこには明確な区別はないかもしれない。人間が勝手に決めた法則なのだから。そう感じた映画だ。
この映画をただのサイコスリラーとしか観るべきではない。そこには食に関する深い闇があるのだから。
すごい邦題
わかりやすい
正直最後までずっと眠かったです(笑)
すごくつまらないわけでもないんですが展開が分かりすぎて…
でも意味不明すぎて展開読めない映画よりは予定調和だけどブレない映画の方がいいと思うのでまあこれはこれでアリかと…
最初この映画を知ったのはファッション系のサイトで、大雨の中窓の外を見つめる美人姉妹の画像しか見てなかったので邦題が「肉」じゃなければカニバリズムものとは気づかなかったです。
わかりやすいけどこの邦題どうなんですかね。
原題は「We Are What We Are」なのに…
わかりやすい映画だけど、母親が死ぬ前の描写とかもっとあってよかったのかなと思いました。
異常な環境で育った姉妹がなぜ自分たちが異常だという自覚があったのかとか。
まああくまで観終わっての感想で、多分これ以上長かったら観てなかったと思います(^_^;)
いろんな匂いを嗅げる映画
驚愕の上映禁止?レベルのラストにア然…。
邦題に期待して見にいくと・・・
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