グリーン・インフェルノのレビュー・感想・評価
全69件中、21~40件目を表示
共喰いはしないのか心配
往年の「食人族」オマージュ。
それを「ホステル」の監督が作ったというのだから、期待値は高かった。
しかし、NHK『イゾラド』を見た後だと、すべてが作り物に見えてしまうのが残念。
でもでも、「ファーストキッチン」はキター!彼は始めっから死亡フラグ立ってたしね。
食人の表現はかなりのリアリティ?あったし、
食人前の死に様もまあグロイことこの上ない。「ホステル」よりもグロさ多目な気がします。
話の筋もちゃんとしていて、
飛行機が落ちた理由とか、そもそもの抗議行動の理由とか、
何故ジャスティンを活動に誘ったのかとか、
ジャスティンに肩入れし、アレハンドロを蔑視する視点になる作り。
ラストも後味悪く、スタッフロールも早送りは厳禁です。
食人きっかけで見ましたが話も面白かったです。
なのでホラーとしては弱いかな、という気がします。
良い悪いはともかく、印象に残る映画だと思います。
おぞましいが楽しい世界(見ている分には)
食人族が人を食べるのは、無知で野蛮だからである。そんな上から目線の回答に対して、後ろから頭をぶん殴られる。ならば、ハイテクノロジーを駆使する我々はどうなのかと。
確かに、食人はおぞましい。しかし、途中から我々側の非人間的な振る舞いに対して、食人族の飾り気のない生活が際立ってくる。それは、野蛮だから教育するとか、文化を守るべきとか、そんな議論は的外れで、ただただそこに存在するだけなのだと主張してくる。
もしかしたら、これが昨今叫ばれる多様性なのかもしれない。だったら、食人族に食べられるのも仕方ない、、そんなことはない。絶対に嫌だ。ハラハラ、ドキドキ、とても楽しい映画だ。
「食人族」のリブート版
結構、評価が高そうだったので鑑賞しましたが そんなに大して面白くなかった。
「食人族」は、子供の頃にTVCMだったのかな?で観て恐怖しかなかった(笑)。あの串刺しとかね(笑)。
その「食人族」のリブートと言うことで観てみたけど、んーやっぱりこの監督とは合わない気がする~。「ホステル」は、それなりに面白かったけどね。
シャーマンとかも 全てが芝居じみてて (まっ、そうなんだけど…)嘘臭過ぎてリアルさを1ミリも感じなかったし、あの原住民にしても、底知れぬ恐怖は全く感じないし、閉じ込められる檻に近付く子供も やっぱりな展開だし。
絶対に誰かしら(というか監督の奥さんが(笑))助かるのが目に見えてる展開で絶望感もなく、都合良過ぎてあんまり面白くない。
って言うか、ダリル・サバラが居た(笑)!
グロいのにスカッとする
グロいシーンはかなりキツい所もありますが、過激な残酷描写と笑いが紙一重で、何故か後に引かない塩梅です笑
いちいち露出の多い女性も含めて、画面全体が常に刺激(そして笑い)で満ち溢れてるので、見ている間ぶっ通しでアドレナリン出っぱなしでした笑
ただ陰湿なグロさだけの作品は気が滅入るだけですが、本作は過激さも楽しいエンターテイメントとして観れるので最高でした
特に忍ばせた”緑のアレ”で先住民を撃退しようとするシーンが個人的ハイライト笑
今後もイーライロスの作品がもっともっと見たくなる一本
あーおもしろかった
展開がコロコロ変わって、1つの映画で多角的に世の中を見た気がする。...
展開がコロコロ変わって、1つの映画で多角的に世の中を見た気がする。
名声が欲しかったアレハンドロも、偽造工作でお金を手にしたカルロスも、各々の目線で家族や人生を掘り下げたら彼らなりの正義の為にやったことなのかもしれない。
最後の最後は、主人公が自分の恐怖体験を話すわけでもなく、そもそもアマゾンに向かった理由を肯定するのも良かった。
食人系作品はリアリティに欠けるものだと思っていたけど、村人の暮らし方は密着番組を見ているかと思う瞬間があった。
久々に良いB級を観た。
グロ注意です。
大学生が中途半端な気持ちで、危険な場所に行って、やっぱり危険な目に合うという、ジャングル密室モノ。B級映画の基本みたいな流れをシンプルに、奇をてらわずやってのけている。無駄なシーンも一切なく、観せたいシーンをガッツリと。
(いい意味で)おぞましい調理シーンは、もう最高。
こういう映画が午後のロードショーで観られた昔を懐かしんでしまった。
グロテスクな顔して。
この監督さんは、
極めてコメディセンスが高い。
何度笑ったことか。
笑いって表裏一体なんだなと、
改めて思う。
怖がっては、笑い、
眉をひそめては、笑う。
その繰り返しで、
あっという間にエンディング。
ずっと、観るのを躊躇していた作品。
だって、人食い怖いです。
気持ち悪そうです。
結果、全然平気。
そこが肝じゃなくって、
きっとこうです。
あのさー。
一方的な価値観で判断してんじゃないよ。
へー。偉いんだ?
お前の文化は、偉いんだ?
お前の正義は、正しいんだ?
てめーの狭い充足感のために、
片手で足りる正義を叫ぶお前らなんか、
食べちゃうぞ!
これって深いです。
芯食った価値観です。
すごく、好感持てました。
意識高い系環境サークルmeets食人族
イーライロス監督作品でイチバン好み。
大学で習ってる陰核切除とアリ責めの伏線。開始30分たったとき一行を乗せたジェット機が墜落、南米ペルーに住む原住民にしたら空からご馳走が降ってくるご褒美に。まるでマグロの解体ショーの如く太ってるジョナの部位を切り刻んでいく。リーダーアレハンドロの狡猾さ。マリファナを仲間の死体の胃の中に詰めて、焼いた煙で原住民たちがハイになった結果、生のまま喰われてしまう。
エンドロールにTwitterアカウントが載ってて珍しいなと思った。
気狂い部族かと…
人を喰らうという行為は常識では考えられない。よって登場する部族は狂ってると思いながら観ていたのだが、途中であることに気付いた。彼らにとっては日常の生活をしているに過ぎないと。カニバリズムを肯定する気は無いが、少なくとも彼らが狂っているとは考えなくなった。人の目玉をえぐるシーンなどでは迫力と共に狂気は感じる。しかし、人体に味付けをして、料理の下ごしらえをしている部族の女性たちを見ると、それらは平和な生活そのものだ。これで、本作で言いたいことは紛れもなく「文化や伝統のある部族たちの生活を脅かすな」だろう。その証拠に、後半は銃器を持ち武装した開拓団が現れる。彼らによって住居を奪われつつある部族の姿が描かれる訳だ。これで一気に気持ちは部族の方へ傾く。こうやって観客の気持ちを動かせる技術力は素晴らしいと思う。この作品は未来に語り継がれるだろう。
社会風刺+カニバリズムという切り口
なかなか人には勧められないゴアな作品(とか言いつつ結構勧めているが)。
観れば分かる、社会風刺を孕むメッセージ性!
グロいだけじゃない、ってだけでも味のある作品。
が、ヤハ族に対する違和感が強く残念な部分もあり。
部族の人数に対して食事(人間もだし、他も)が足りてなくない?とすごく思った…これで村人が皆スリムやガリガリなら分かるんだけど、デブがいるよ?皆そんなにいっぱい食べてんの?という。
勿論人間が食糧として手に入るのは稀だからこそ崇めて食う描写になるのだろうけど、それにしたってデブの存在は認められないってもんだぜ。
あとは女性に対するやり過ぎ感。なぜその風習が生まれる……あそこまでやられておきながら主人公の女の子がヤハ族を庇うんだけど、リアリティに欠ける。
友達をあれだけ解体されて喰われたら、環境問題やらで自分達に非があっても庇うまでは出来なくないだろうか。ちょっとわたしには無理ですね。
夏休みワクワク映画!!
「ジュラシック・ワールド」、「キングコング 髑髏島の巨神」等と並ぶ夏休みワクワク映画だと思います。人食い人種が間寛平のような風体で、黒髪おかっぱに赤い体でインパクトがあり、長老は両方の鼻の穴に三つ編みが差し込まれて?いて鼻毛が三つ編みになっているのかわからなくて笑えます。学生のリーダーが世の中の仕組みについて教えてくれるシーンもありますし、たくさんの子供に観てもらいたい映画です。「ファークライ3」が好きなので楽しめましたが、ポスターのビジュアルが一般向けではなくしている気がして残念です。
先住民にリアリティが無い
特に大ボス、小ボスが役者然としていてあまり怖さを感じられなかった。
色々とグロい残酷なシーンはあったが一番ゾッとしたのは割った皿の破片で喉を切り裂く場面。
おどろおどろしさが足りなかった。
描写は控え目だがよくできてる
同監督の『ホステル』に比べれば残虐性はかなり少ないです。
キツめなのは最初の食事シーンくらいで、あとは『エイリアン』レベルなのでグロ苦手な人でも安心して(?)観られる映画だと、個人的に思います。
グロ、エロが少なめなのでそれを期待している人には物足りないかもしれません。
特にエロは要員が多そうな雰囲気を最初から出しているのにほぼ無しです。まぁ、原住民もちゃんと服(的な)着ているくらいなのでそういうスタンスと捉えてしまえばそこまでですが。
人間が植物や魚等の自然(神)からの賜り物としてちゃんと文化的に調理されている描写とその場面の音楽が良かった。単なる異文化の恐怖としてではなく、この場所では主人公達の価値観が異物なのだという話。
けど、拷問にかけられるシーンでアレ?となったのは残念。
全69件中、21~40件目を表示