劇場公開日 2015年11月28日

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「退屈な前半と、グロすぎる後半。怖いもの見たさを刺激する究極のスプラッター。」グリーン・インフェルノ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0退屈な前半と、グロすぎる後半。怖いもの見たさを刺激する究極のスプラッター。

2015年12月15日
PCから投稿

怖い

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:〝人肉を喰らう”部族に捕まり、文字通り〝食材”となった主人公達の惨劇を、ケレン味たっぷりの超残虐描写満載で描かれる。一方で意外にも、主人公を取り巻く人間模様も、しっかりと描かれている。
否:前半は予想に反し、かなり物静かなので退屈するかも。グロシーンが尋常じゃないくらい多いので、苦手な人は絶対に無理。

 R-18がつくくらいなので、描写は文字通り死ぬほどグロいです。イメージでいうと、「死霊のはらわた」や「悪魔のいけにえ」に匹敵するような感じです。先住民の老婆や子供達が普通に料理をしていて、その材料が牛肉や豚肉だったら何でもないようなシーンなのに、まだ原型が残る人肉であるだけで、一気に不気味でグロテスクなシーンになってしまうから、不思議です(笑)。
 一方で、
「スプラッター映画だから・・・」
と油断していると、主人公を取り巻く人間達の葛藤や裏切り等、意外なところでしっかりとした人間模様が描かれているのも、案外良かったりします。
 とはいえ、メチャメチャグロいことに変わりはありません(笑)。怖いもの見たさで観てみるのがオススメですが、是非覚悟してご覧下さいませ。

映画コーディネーター・門倉カド