「有意義な時間」ゴーン・ガール カナメストさんの映画レビュー(感想・評価)
有意義な時間
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うーむ、ネタバレにならない様にレビューするのは困難か⁉︎でもこの映画はレビューだとか、世論だとか見たり聞いたりせずに劇場に足を運ぶべきなのかなと思う。実際、私自身レビューを見てから行ったけど、変な先入観が入り込み「アレ」となったから。しかし、監督の作品は好きだし、とても有意義な時間を過ごす事が出来たと思う。そりゃ最初はね、ちょっとテンポ早くてついて行けず、置いて行かれてるって感覚になってたけど、中盤辺りから「追いついて来た!」とさせてくれるわけで。
結婚とは、こんなに辛いものか⁉︎いや、ただただエイミーがサイコなのだ!いや、それともニックが駄目夫なのか⁉︎もしかしたら、このご時世こんな夫婦は普通にいるのかもしれない、殺しはしないかもだけど。
劇中、数々の音楽が流れるけど必ずしも夫婦の胸中を示すものでもなく、映画を鑑賞してる私たちの気持ちを示すものでもない、夫婦の行く末をメディアによってモノの見方を操作されている観客の気持ちを示すものなのかと思う様なシーンがあったのが面白く感じたなぁ。
最後は、「ここで終わらないで‼︎」って願うところで見事にエンドクレジット。間違えてもハッピーエンドを求めて映画を観に行くわけでもないが…マジかぁと思った自分、やはり白黒付けたい典型的な日本人なのか。
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