「ロザムンドパイクのお尻を楽しむ映画…」ゴーン・ガール くんぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
ロザムンドパイクのお尻を楽しむ映画…
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フィンチャー映画最高傑作の肩書きに偽りなし!驚き興奮しゾッとさせ、こういう体験をしに映画館に足を運んでるんだと改めて感じた作品であった。エンドロールが流れ上映が終が終わろうとしている会場で、客席のどよめきが伝わってきた。唖然としている人やため息を漏らす人。こんな観客の反応がダイレクトに伝わったのは始めての経験だった。
結婚5年目を迎える、誰もが羨む夫婦の影に潜む結婚の闇を描いたお話だが、
想像以上にサイコスリラーだった。
とにかく起きること起きることが恐ろしく、巧みに展開される。思わず場内で「…こんなことって」とつぶやきたくなる。
ありえないほど精密に作り込まれた完全犯罪に巻き込まれるわけだが、
劇中では、失踪した夫婦についてマスメディアが世間に伝えるイメージで揺さぶられたり真実がわからなくなったりなどする展開があるのだが、この作品をその劇中で起こる真実を知らない、マスコミの流す情報を信じている一般人の目線で見ると、
表向きは、素晴らしく感動的な夫婦の再開の物語、とてもハッピーなエンドとして映るということである。
ラストのカットでテレビで取材を受ける夫婦が映る。つまりはそういうことである。
この恐ろしさ!
役者のことでいえば、なんと言っても
失踪した妻エイミーを演じたロザムンド・パイクだ。知的、エロス、見え隠れする心の闇。
最高である。
ベン・アフレックのどこか頭悪そうな感じもまたいい。
とにかく!エロに血しぶきに、素晴らしいところは言い切れないほどあるが、めちゃくちゃ楽しめた。
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