「執着が狂気に」ゴーン・ガール Rubysparksさんの映画レビュー(感想・評価)
執着が狂気に
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ほんとに恐ろしい…けどあるいみ普遍的な真理をあつかってる作品だと思う。人と人とが親密な関係になり、それが深まっていくとき、お互いが相手を大切にして、二人の関係を大事に育てていくような、愛情深いつながりが育てばいいのだろうけど、多くの場合、相手ではなく自分が中心になってしまい、相手を大切にするどころかコントロールして、愛情ではなく執着でつながっているような場合に、たとえば、浮気とか裏切りが発生したりするんじゃないか。そして、それが発覚したとき、裏切られたほうは、その執着が狂気につながる…とこの映画をみて感じた。
いちばん恐ろしいのは、その夫婦の狂気は外には見えず、幸せな家族を演じきるカップルは、社会的にはむしろ褒められ、憧れられたりすることだ。その恐ろしさががっつり描かれていて映画としては見ごたえじゅうぶんだった。しかし後味はわるい。
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