「おいおい、ベンまでもろくでなしかよ。」ゴーン・ガール 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
おいおい、ベンまでもろくでなしかよ。
みんな、ろくでなしばっかじゃん。
双子の妹くらいだよ、まともなのは。
上っ面ばかりで体裁を意識する、キリスト教徒にありがちな、いやみなアメリカ人ばかりが出てくる。
感涙を期待する前半(それは無理)、事件の主役の本性に驚愕する中盤、勝手にやってろよと匙を投げてしまったラスト、て感じか。
そんななか、主題歌、コステロの『she』が効果的。人間の虚栄や欲やだらしなさを、あのメロディがなぜか浄化してくれてるかのように感じてしまった。
クソストーリーにあの音楽を持ってきたあたりが確信的で、その狙いは見事に思えた。
・・・と、書いたが、本編に『she』は流れていなかった??予告編だけ??だとしたら、すごいインパクトだったのか。
コメントする