劇場公開日 2014年10月10日

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「いい意味での雑さがたまらない」荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて cani tsuyoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5いい意味での雑さがたまらない

2014年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

興奮

TEDのセス・マクファーレンが主演・監督をつとめる現代人の視点からつくったメタ西部劇映画。
というのは西部劇中の主人公がいわゆる『西部劇』的な世界に嫌悪しており、西部開拓時代の実情をディスっていく(疫病が多い、すぐ人が死ぬ、オタクが生きにくい、たいした娯楽もない。。。など)ことで現代人視点で『西部劇』をおもしろ可笑しくギャグにしていく。

もちろん、セス・マクファーレン映画なので下ネタ、ブラックユーモア、ドラッグギャグも満載。
というか、TED以上に雑だし、下品!もう浦安鉄筋家族レベルw
TEDで軽やかにストーリーにギャグを織り交ぜてたが、本作では映画のテンポを悪くしてでもギャグを入れたりしている。でもその雑なギャグ注入も『西部劇』的マッチョ主義を真似ることでの痛烈な批判なのかもしれない。

また豪華俳優陣の出演もありがたいです。
バックトゥーザフューチャーのあいつとか、ジャンゴのあいつとかはニンマリです。

cani tsuyo