グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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大人向けの絵本みたい
この監督の作品を観るのは初めてです。
こういうの結構好き。昔、絵の美しさに惹かれて買った、福音館書店の「ほら吹き男爵の冒険」という絵本を思い出しました。(この絵本が大人向けという訳ではないし、話も似ていませんが)
本作は、ある作家が、ある男の数奇な運命を知って本にした、という内容になっています。古き良き時代の終わりを悲しむようでも皮肉っているようでもありますし、細かい所に可笑しみもあってクスリと笑えます。コメディタッチの冒険活劇とでも言えばいいのでしょうか。もし友達に「どんな映画?」と聞かれたら、「うまく説明できないけど、『ピンクパンサー』にドリフターズの要素と皮肉を加えて、格調と芸術性を高めた感じかなあ」と言うかもしれません。
崖のシーンは、もしかしたら「キングスマン・ファーストエージェント」は本作を意識したのかな、と思ってしまいました(笑)
もの凄く特徴的な映像
普通、脚本(お話)と監督(演出)の役割は半々ですが、この作品は0.5対9.5で監督作品です。
お話自体は若干風変りではあるものの、それほど特筆するほどでもありません。ヒッチやパルマ君ならバリバリのスリラーにするかもしれません。
観てない人に説明しようがありませんが、画面というより画像といった方がいいような映像が製図図面のように幾何学的な構図、別の表現ならアニメーションみたような構図で構成されています。色合いもパステル調。この監督初めて見ますが、これだけ特徴的だとおそらく他の作品もこんな調子なんでしょうね。興味津々。
悪く言えばクセの塊みたような映像なので生理的に受け付けない人も多いと思います。
私はハマりましたが、人に胸張ってオススメするような作品ではないです
左右対称の絵、独特の間、素敵な音楽、傑作
個人的オールタイムベスト
思い出の値打ち
独特な雰囲気とテンポに引き込まれる
序盤、レトロなホテルとポップな色彩、スタイリッシュな衣装に目を奪わ...
まだ2月だけど4月病的な兆候を自らに感じます。
このホテルのあるズブロフカ共和国というのが、なんだか実在しそうな名前なので、欧州のどこか、知らない歴史の一幕が見られるんじゃないかという期待があった。仮想の国、という事なんですが、どこかイメージしていたとすればヨーロッパ大陸の東端という事ですから、ロシアの何処かになるんでしょうか。ロシアって、一口でいうけど色々と王国が集まってできたものだし歴史がおもしろそうですよね。細かく見ていくと。
ロシア連邦は85の連邦構成主体に分かれるが、そのうち22主体が共和国を称する。 ・・らしいです。
一つひとつの歴史が世界史とかで詳細に学べてないのは大国への配慮でしょうか。ひと昔前に本田圭佑さんがCSKAでサッカーしていた時、ロストフとかクラスノダールとか相手チームの地名を覚えて新鮮でした。ロシアの歴史、全体ではなく個々の部分、非常に興味深いですねえ。
かわいい!
全てが可愛くて楽しい
何。?
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