グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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個人的オールタイムベスト
左右対称の正方形の画が好きです。写真集が欲しい。トレスして味わいたい。
繰り返しと、切迫した状況に合わない呑気さが笑いを誘う。
綺麗な画と、コントと、感じるところのバランスがとれた作品。
映画ならではの不謹慎さもあるのだけれど小気味良く綺麗にまとまっている。
思い出の値打ち
正直に言うと、実はこれ前に見ようとして途中で寝てしまって
ろくに見てもいないのに、つまんなかったんだろうなんて思ってたんです。
そんな自分を張り倒したくなるくらい素晴らしい作品。
王道って感じのストーリーラインを彩る圧巻の美術。
え、こんな人まで⁉と驚くような俳優陣。
何か文字に起こしにくい、絶妙に心を掴まれるような傑作だった。
『ダージリン急行』はいまいちだったけど、本作は大好き。
独特な雰囲気とテンポに引き込まれる
古びたホテルを舞台に、ホテルが廃れた経緯を独特な絵調と演出で描いています。それぞれのキャラクターの個性が強く、印象に残るのは主要キャラだけではない。派手な演出やCGは無いものの、コミカルで親しみやすい演出と笑いで見るものを引き込んでいきます。
序盤、レトロなホテルとポップな色彩、スタイリッシュな衣装に目を奪わ...
序盤、レトロなホテルとポップな色彩、スタイリッシュな衣装に目を奪われる。とあるホテルとコンシェルジュの物語かな?映像は楽しめるけど、退屈そうだなぁと先に進めたら、予想の斜め上を行く展開。クスッと笑わせるシーンが散りばめられドタバタ喜劇で楽しかった
まだ2月だけど4月病的な兆候を自らに感じます。
このホテルのあるズブロフカ共和国というのが、なんだか実在しそうな名前なので、欧州のどこか、知らない歴史の一幕が見られるんじゃないかという期待があった。仮想の国、という事なんですが、どこかイメージしていたとすればヨーロッパ大陸の東端という事ですから、ロシアの何処かになるんでしょうか。ロシアって、一口でいうけど色々と王国が集まってできたものだし歴史がおもしろそうですよね。細かく見ていくと。
ロシア連邦は85の連邦構成主体に分かれるが、そのうち22主体が共和国を称する。 ・・らしいです。
一つひとつの歴史が世界史とかで詳細に学べてないのは大国への配慮でしょうか。ひと昔前に本田圭佑さんがCSKAでサッカーしていた時、ロストフとかクラスノダールとか相手チームの地名を覚えて新鮮でした。ロシアの歴史、全体ではなく個々の部分、非常に興味深いですねえ。
かわいい!
ホテルがかわいい
2022/3/21 再見・追記
ディズニーチャンネル配信より
劇場で見てきたのが2014年
その時のレビューが
「ホテルがかわいい」
のひと言wどいひーw
きっと、なんにも理解できず、絵だけ楽しんで帰ってきたのだろうな…わかる…
展開が早すぎて、フラッシュ字幕の説明も秒なので、これは無理だわ〜
最近は配信に慣れきってるので
行きつ戻りつしてやっと理解しました!
序盤は3回見直した…
それでも小道具やちょっとした背景などが
繊細に繊細に趣味が織り込まれているので
まだまだ何度も見返さないと全容は掴めない
どれたけのエネルギーがつぎ込まれているのだろう😮💨
全てが可愛くて楽しい
独特の世界観は、どんどん観るものを引き込んでしまうし、ないのはわかっていても、泊まりたい!って思ってしまうくらい全てのセットが凝っていて、いつまでも見てて飽きない。話もテンポよく進み、全く飽きさせないし、終盤のドタバタ劇は非常に楽しかったぁーあー最高!
何。?
今ひとつ。わからない映画だった
言葉。テンポが速すぎて。?だった
グランド.ブダペストホテルは素晴らしいかった
キャストも良かったけど…。でも、コミカル過ぎた
おもしろさがわからなかった。漫画みたい
シアーシャ.ローナンが出ているとは観て知った
22024.3.3 吹替えにて再鑑賞
コミカルなテンポで
…小粋なセリフ
音楽も軽快で気持ちも軽やか
storyの最後は切なさが残る
グランド・ブダペスト・ホテル
このホテルマン師匠と
ベルボーイの話は素敵だった。
二人がコントしている様な
相性抜群な二人だった
画面の色合い、音楽、storyの三拍子揃った
なかなか味わえない
…素晴らしさです
★2.5から★4に変更します
観ていて目が癒される映画だった
今作は芸術的センスの高さが見もの。建物、服、全部オシャレ、画面の隅々まで楽しめた。CGじゃなくてミニチュアで表現してる部分がどことなく幻想的で良かった。
ソリに乗っての追走シーンが遊び心満載で好き😁
回想シーンの画面が今作で登場するケーキの箱みたいに四角いのも可愛くて良いし、画面サイズまでこだわるのがすごいなぁと思った。ゼロのお菓子のように甘くて幸せな思い出なんだろなぁとしみじみ😌
でもそんな日々も続かないことを示す白黒シーンは甘く切ない気持ちになった😞
ウェスアンダーソン作品の常連を含む俳優がいっぱい出てきて豪華。オーウェンウィルソン誰だか気づかんかった笑。
その中で、若きゼロを演じるトニーレボロリ、観たことあるなと思ったらスパイダーマンのいじめっ子フラッシュかぁ。さらなる活躍に期待。
2014年6月鑑賞 前作を見逃してしまった事もあって、今回は公開早...
2014年6月鑑賞
前作を見逃してしまった事もあって、今回は公開早々に行く事に。 しかし予想以上に人気が高く、公開2日目に行った時は一日中観れない盛況ぶり。 結局翌週の仕事帰りにいってきたのですが、公開から一週間たった平日なのに、上映時間になると満席になっている事には驚かされました。 なんというか、ファンに愛されていますね。
ウェスの作品はとても色使いが目を引くんですが、今回は更に画面の作り込みが緻密で素晴らしく、そこに可愛らしいポップな色も多様していて、絵本の様にキュートな世界が広がっていました。 そんな丁寧な絵面に驚いていると、やたらチープなミニチュアセットを使ってきたりと趣向が豊富です。 全体的に可愛らしい空気感なのですが、時々指がもげたり等のブラックな描写も出してきます。 そうした相反するカットの挟み込みがうまく、全体的にメリハリがきいてるんですよね。 そしてそんな世界観にピッタリと合わせてくる音楽がまた素晴らしい。 実にセンスが良いんですね。 またキャスト陣もとても豪華で、主演のレイフ・ファインズをはじめウイレム・デフォー、エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ハーヴェイ・カイテル、ジェフ・ゴールドブラム、エイドリアン・ブロディ、トム・ウィルキンソン、ジュード・ロウ、マチュー・アマルリック等そうそうたる顔ぶれです。 ハーヴェイは今でもそれなりに身体を鍛えているようで、喋る時筋肉が動くのが格好良かったです。相変わらず貫禄があるよなぁ。
話はヨーロッパの架空の国を舞台とし、コンシェルジュとベルボーイの友情を描いた活劇ドラマティックコメディー。 実に軽妙なテンポで、時折笑いを交えながらも一人の破天荒な人生をきっちり描いています。 その全体のまとめかたがとても絶妙で、多様な要素をうまく一つにしています。 キービジュアルを見ると「おしゃれ系映画」っぽいと敬遠する方もいるかと思いますが、上品なようで実は誰にでも観やすい作品となっています。 未見の人はこれをきっかけにウェス作品に触れてみてはどうでしょうか? 映像と音楽と豪華キャストが織りなす、とても素敵な映画でした。
芸術的センスとエンタメ性が融合した、ウェス・アンダーソン監督最高傑作!
ピンクを基調としたキュートな箱庭で展開される冒険活劇は、
ただのオシャレな映画にとどまらない、豊かなエンタメ性を有した素晴らしい作品でした!
ヨーロッパ大陸の東端にあるという仮想の国ズブロフカ共和国を舞台に、
ある富豪の殺害容疑をかけられたカリスマホテルコンシェルジュと、
彼のお供をする見習いベルボーイの逃亡劇を描きます。
ウェス・アンダーソン監督は過去作と同様、
神経質なまでにシンメトリーにこだわった画作りや、
これでもかと散りばめた可愛らしい小道具など、
徹底的に「美」を追求した演出を全編に施しており、
スクリーンを眺めているだけで不思議な感動を覚えてしまいます。
それでいて、監督自身による脚本は非常によく練られており、
設定だけが面白い話にとどまらない、普遍的な魅力にあふれていました。
主人公たちの逃亡のロードムービー的面白さを堪能し、
彼らに手を差し伸べる「ある人々」の連携プレーに感心させられ、
過去を振り返る形で語られる物語の結末には、思わず切ない余韻まで感じさせられます。
この、芸術的センスとエンタメ性の高いレベルでの融合が、
監督の作品群の中でも特に高い評価を得ている要因ではないでしょうか。
冷酷な殺し屋役に強面が良く似合っているウィレム・デフォーなどの
ウェス・アンダーソン常連組に加え、
現在『ストーリーオブマイライフ』が公開中のシアーシャ・ローナン、
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でブレイクする前のルーカス・ヘッジズまで出演する、
豪華キャスト陣にもぜひご注目を!
見終わった後は、
この映画の元ネタとなった作家シュテファン・ツヴァイクについて調べ、
物語により一層の奥深さを感じずにはいられない、
まごうことなき傑作でした!
ウェス・アンダーソン監督作品の中でもダントツで見やすい一作なので、
普段はこの人の映画を見ないというアナタにもオススメ!
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