グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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この映画はどこを見るかで評価が違う
映画館でこの映画の予告編を見た瞬間
「ぜったい観たい !!」と思った。
観たらやっぱり凄かった。
きっと真剣な作りにしたら
最低な映画になっていた。
時代設定を外したビビットな色彩
大げさな動作と目の演技
遊びすぎる映像処理
アイレベルのカメラ位置
ときどき俯瞰カメラ
難解のような違うような設定
しかし演出・美術・撮影には
まったく手を抜かず
計算し尽くされている
という予想外の映画だ。
「真面目に観たら超つまらない映画になる」
気楽に観る。
気軽に笑う。
何故か泣く。
恋に落ちる。
「監督の世界観を楽しむ映画」
少なくとも
世界の評論家
映画界の関係者
またはファン
その評価は高い。
構えないで鑑賞すると
映画の面白さの虜になるはず。
※
淡々と熱くコミカル
米澤穂信さんが何かのインタビューで挙げられていて鑑賞。
視聴環境があまり良くなくて楽しみきれなかった感。映画館で観たかった。
殺人事件そのものは適当感満載で本編でなく、ホテルの支配人とボーイのある種の冒険譚が、コミカルに、世相を踏まえシニカルに描いていくのが楽しい作品だった。
エンディングロールで華麗に踊る兵士も良かった。
また、良い環境で観たい。
映像の美しさを楽しむ
ちょっと変わった作り方だった。前半はこれはどうなっていくのかなぁとやや退屈な感じもあった。
案外、ストーリーは単純。最後は悪いやつが滅びるのだ。
ただ、とにかく映像の美しさがすごい。あらゆるカットが美しい絵画のようで、これは映画館で観る映画だなあと思った。
主人公のホテルの支配人、女タラシのようで相手の気持ちを汲み取ったおもてなしの付き合いだったり、ロビーボーイの少年をとても可愛がってる所が感じられて、好感もてた。それも映画の魅力だったと思う。
途中まではおもしろかったが、中盤以降はどんどんしょうもなくなって行...
途中まではおもしろかったが、中盤以降はどんどんしょうもなくなって行った。
アカデミー賞で4部門受賞ということだが、一体何が評価されたのかさっぱり分からない。
私に言わせれば実にくだらない駄作だ。
この“超”が付く豪華キャストはどういうことなのか?
独特の作風で、異国の絵本をめくるような映画。良い意味で昔の映画のような空気感が漂いつつも、現代的なテンポ感で分かりやすく、くすりと笑わせる演出を味わうには観ていただくしかない。他の映画で真似をすれば失笑モノだろう。
演出のオリジナリティだけでも賞賛すべきだが、この“超”が付く豪華キャストはどういうことか。これだけの役者を従えるウェス・アンダーソン監督とは何者なのか。役者がこぞって出演したがるのか、剛腕プロデューサーがいるのか、他の作品も観てみたい。
ホテルにまつわる事件と歴史と冒険、人情物語をコミカルに描いた脚本も十分に面白く、豪華キャストに力負けしない魅力がある。
絵画と現実の狭間にいる感じ
ミステリーのようなサスペンスのようなかつノスタルジー感、レトロ感一杯の物語。
思わずブダベストホテルに行きたくなる。
そこにある歴史を感じることでさらに満足感が広がりそう。
まるで「つわものどもが夢の後」のような。
現実味離れた空間とストーリーに引き込まれていき最後は現実の戻される。
評価が分かれそうな映画だが2回、3回とみると良さがわかっていくような映画と思う。
美術賞だけあって建物や背景は独創的で迷い込んでみたい世界観がある。
ところで冒頭に出てくる女の子はこの物語の関係者?
オシャレ
当時話題になってたから早く見たかった。Disney+で見た。
思っていたよりは面白くなかったかも。
ホテルが可愛いのと、編集がオシャレなのと、エンドロールが凝ってたのが良いくらい。
リアルは求めてない映画。
大人向けの絵本みたい
この監督の作品を観るのは初めてです。
こういうの結構好き。昔、絵の美しさに惹かれて買った、福音館書店の「ほら吹き男爵の冒険」という絵本を思い出しました。(この絵本が大人向けという訳ではないし、話も似ていませんが)
本作は、ある作家が、ある男の数奇な運命を知って本にした、という内容になっています。古き良き時代の終わりを悲しむようでも皮肉っているようでもありますし、細かい所に可笑しみもあってクスリと笑えます。コメディタッチの冒険活劇とでも言えばいいのでしょうか。もし友達に「どんな映画?」と聞かれたら、「うまく説明できないけど、『ピンクパンサー』にドリフターズの要素と皮肉を加えて、格調と芸術性を高めた感じかなあ」と言うかもしれません。
崖のシーンは、もしかしたら「キングスマン・ファーストエージェント」は本作を意識したのかな、と思ってしまいました(笑)
もの凄く特徴的な映像
普通、脚本(お話)と監督(演出)の役割は半々ですが、この作品は0.5対9.5で監督作品です。
お話自体は若干風変りではあるものの、それほど特筆するほどでもありません。ヒッチやパルマ君ならバリバリのスリラーにするかもしれません。
観てない人に説明しようがありませんが、画面というより画像といった方がいいような映像が製図図面のように幾何学的な構図、別の表現ならアニメーションみたような構図で構成されています。色合いもパステル調。この監督初めて見ますが、これだけ特徴的だとおそらく他の作品もこんな調子なんでしょうね。興味津々。
悪く言えばクセの塊みたような映像なので生理的に受け付けない人も多いと思います。
私はハマりましたが、人に胸張ってオススメするような作品ではないです
レトロなコメディー感がとても魅力な作品
かなり独特な雰囲気だがとてもきれいな映像で観入ってしまった。
ジェットコースターストーリーをレトロ感で包んだところがとても良い。
グスタヴとゼロの「掛合い」はとても良い味が出ていてすごく笑った!
左右対称の絵、独特の間、素敵な音楽、傑作
映画が、総合芸術であることを再認識させてくれる素晴らしい作品です。
それぞれのキャラクターが、独特の間で繰り広げるコント的な動き。
それは、回想という方式を取ることによって大胆に動きをデフォルメできるという、「発明」です。
人物が絶えず移動しているのも、飽きさせない演出です。詰め込まれた計算され尽くしたセリフの数々も。
そして、意図的に左右対象に構成された舞台と、一切重苦しくならない軽妙な音楽。映画を彩る世界観は、今まで見たことがない絵画を見ているようです。
ムッシュ・グスタブの、いかなる危機的状況でも慌てない紳士的振る舞い。そしてとことん付いていくゼロ。素敵な師弟愛でした。
2015.3.10
他の映画と勘違いしていて、もっとハートフル映画かと思ってた^^; ...
他の映画と勘違いしていて、もっとハートフル映画かと思ってた^^;
テンポのいい冒険劇で、程よいコメディ感。
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