「愛の言葉が本当に素敵な映画」サンシャイン 歌声が響く街 あにーさんの映画レビュー(感想・評価)
愛の言葉が本当に素敵な映画
家族とその彼氏彼女が、問題も起こるけど、ひたすら愛を歌う映画。だったなあ。
きゃー\(//∇//)\なのは
娘「どうしてほかに目移りしなかったの?男は夢とロマンスを持つんじゃ?」
父「家庭をもつ夢を得たのさ」
それから邦画ではなかなかない愛してるとか一瞬の感情より、継続的な愛を語る言葉の数々。
「酔いどれる時は君の隣で酔っ払いたい」
「年老いていくとき、君と年老いていきたい」
ただそんな言葉選びがうますぎてグサグサくるものもあった。
結婚後一度だけ浮気して不義の子がいた父に
母「なぜ私といるの?ただの習慣?」「あなたを嫌いになりたい。あなたへの愛が嫌。」
習慣?って長年連れ添ってるとおざなりになりがちであろう夫婦が怖くて口に出せそうにないことを言う。そんな母も最後には「忘れたふりも、傷ついたふりも無理、だけど受け入れる」と強い人なんだけど。
それから私たちの歳だとよくある話。
新しい仕事を見つけて求婚を断ったがこれでよかったのか迷う娘に
母「思う通りに生きなさい」
娘「それが誰かを傷つけてても?」
母「誰かのために生きてたら幸せになれない。素晴らしい決断よ」
そしてそんな時に求婚してきた彼氏との会話で、結婚と仕事への男女の意識の差が出てたシーンの言葉選びは一番爆笑した。
男「身を固める気はないのか?
女「今は」
男「そんなに何に惹かれてる?」
女「世界よ」
男「...旅行パンフかよ」
ここらへんは『コーヒーを巡る冒険』とかにも出てきそう
最後に、夢を追って遠くにいくことを迷う娘に父は「子は親の喜び」と送り出し、「故郷へ戻るときはあなたのところへ戻りたい」と娘は頑張るシーンは、家族に会いたくなった。戻るところがあるから「今はまだ戻らない」と頑張れる時もあるし。
それにしても歌がでてくる映画好きだから見るんだけど、歌、言葉、物語、役者と全部好みなものってなかなかないなあ。