まほろ駅前狂騒曲のレビュー・感想・評価
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おにいさん 人は簡単に死んじゃうんだよ
映画「まほろ駅前狂騒曲」(大森立嗣監督)から。
鑑賞後のメモを眺めると、意外と「死」に対するメッセージが残った。
その1つが、まだプロローグと言える部分で、松田龍平さんが演じる
「行天春彦」さんが、公園の横の道を歩いていたら、
子どもたちの蹴ったサッカーボールが頭に直撃し倒れるシーン。
ボールが当たったくらいで・・という軽い気持ちで覗き込む、
子どもたちと指導者に向かって、ムクッと起き上がってこう言う。
「おにいさん 人は簡単に死んじゃうんだよ」
なぜか、このフレーズが印象の残った。
人間の一生なんて、誰もわからない。
老衰まで生きる人の方が少なく、病気や交通事故、自然災害など、
本人の意思には関係なく、昨日まで元気だった人が亡くなることはある。
冒頭のシーンでも、打ち所が悪ければ、死ぬことだってあり得るし、
ちょっとしたハプニングやアクシデントだからと、簡単に考えてはいけない。
そんなことをメッセージとして受け取った。
さらに物語ラスト近くに、病院屋上での会話が気になった。
「これが最後の春になるかもしれないな」と呟く老女。
「あの世なんてないよ。でも俺、あんたのこと、
なるべく忘れないようにする。俺が死ぬときまで。。それじゃダメ?」
「そりゃ、いいね」
さらっと流れたシーンであるが、とても印象に残った。
「死」というものをどう捉えるか、考えさせられた作品である。
この感じは嫌いではないのだが・・・
まあまあ
相変わらずのキャスティングの良さ
良さが出てないなぁ
便利屋は今日も大繁盛!?
TVシリーズも含めると通算3作目。
多田と行天の便利屋コンビも3年目を迎えたある日、厄介事が次から次へと!
行天の実の娘を預かる事になるわ、無農薬野菜を販売する胡散臭い団体の調査を依頼されるわ、さらにバスジャックに巻き込まれ…!?
本作品なら、一つのエピソードで充分映画として成り立てた筈。
よって、話が分散してしまった印象も否めない。(バスジャックは突然のコメディエピソード)
必然的に、二つのエピソードが中軸となる。
幼少時の経験で子供が嫌いな行天が、娘と向き合う事になる。
その幼少時と繋がりあるのが、例の胡散臭い団体の代表・小林。前進だった新興宗教団体時、共に暮らした仲。誘いの声をかける。
今回はさながら行天物語。
掴み所が無くて何考えてるのか分からないけど、多分答えは出ている。
きっと、過去は嫌いだ。
きっと、今は好きだ。
どう接していいか分からない娘も居るけど、変わらないなあなあな毎日と、腐れ縁の友が居る。
多田=瑛太、行天=松田龍平のコンビは、もはや名人芸!
松田龍平にとって行天は間違いなく当たり役の一つだろう。
高良健吾、新井浩文、真木よう子、麿赤兒、大森南朋、本上まなみ、第一作目の男の子ら“常連客”から“新客”永瀬正敏まで、豪華な面々。
サスペンスフルな大事件が起こる訳でもない。
ゆるい笑いと、変化球のいい台詞と、しみじみとした心地良さ。
この世界観、やっぱり好きだな。
邦画バディムービーはほぼ皆無、寅さんやゴジラや釣りバカなど長寿シリーズ映画が終了した昨今(ゴジラはまたやるけど)、続けられるだけ二人のコンビがまた見たい。
残念
『まほろ駅前多田便利軒』
安定のまほろらしさ。
1作品目よりも
笑えるところが多くておもしろかった。
今までのシリーズを見てたから
さらに楽しんで見ることができた。
そして 安定の多田と行天。
このコンビ最高。大好き。
まほろの独特な雰囲気が素敵な世界。
第3シリーズでは
多田と行天の今まで見ることができなかった
親の一面を見ることができ、
亡き我が子を忘れられずにも
優しい愛ではるちゃんを抱きしめる多田
命をかけて子供たちを守ろうとした行天
にとても心が温かくなった。
パンフレットについては
ドラマについても今回の映画についても
詳しくびっしり書かれていているので
まほろが好きな人には
ぜひ買ってもらいたいと思った。
見終わったあとまたみたいと思った。
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