「人工知能は、悩まない、ってか。」トランセンデンス 猫目銀之助さんの映画レビュー(感想・評価)
人工知能は、悩まない、ってか。
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ウィルの脳は死ぬ前にスーパーコンピューターにアップロードされ、「ユア・オウン・ゴッド」とでもいえるものになった。
そういえば昔、
東八郎(東Maxの父とは別人)は死ぬ前に脳を人工頭脳に移し替えられてエイトマンとなった。
エイトマンは東八郎の記憶を持ちながら自分がエイトマンであることについて悩まないのかということが長い間疑問であったのだが、
この映画を見て謎が解けた。
人工知能は悩まないのだ。
何故って、人間ではないからだ。
だから不審なエヴリンを、助けようとはしないのだ。
しかしそういう人工知能は、もはや昔のウィルじゃない。
ではどこまでがウィルだったのか。
アップロードされた時点で、「おまえはすでに死んでいる」のか?
それなら「彼をsaveする」など、最初からできっこないじゃない。
さて、
徐々に介護度の数字が増えていく人よ。
あなたが超越したら、あなたはもうあなたではないのかね?
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