「神殺し」トランセンデンス ぱんだまるさんの映画レビュー(感想・評価)
神殺し
宗教的モチーフというのは多くの娯楽作品に
読み取れるものですが、今作品はそれを意図
的に強く打ち出していると思います。鑑賞後は皆さんそれを感じないわけにはいかないでしょう。神、愛、復活、といったキーワードが作中まんま出てきますし。
ただそれを含めて、心と身体、科学的進歩に対する警告、人間対AIなどの古典的ともいえるモチーフ群をそのまま推進力として話が進んでいくので、ストーリー展開が予想の範囲を出ず。派手なアクション・展開があるわけでもなく、役者陣のハッとなるような演技や唸るカット・演出といったものもない。そういったところで加点もなく、ただただ地味でフツーな仕上がりになってます。
つまらなくはないです。ただ、おもしろくもない。そんな作品でした。
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