劇場公開日 2014年5月2日

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「世界の果てまで映像体験!」ネイチャー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0世界の果てまで映像体験!

2017年5月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

寝られる

BBC EARTHによるお馴染みネイチャー・ドキュメンタリー。
数ある同じ類いの作品の中でも本作はなかなか見応えあった。
特殊な最新撮影機材を駆使したという映像が圧巻の一言。
冒頭数分だけ人間社会だが、4Kとスローのくっきりとした雨の映像にまず目を奪われる。
今回、舞台はアフリカ。映像は熱帯雨林へ飛ぶ。
画面から伝わってきそうな湿度と温度。
原生林のまま残るその世界で生きる生物たち。開幕へ誘うのは、グンタイアリ。
赤々と燃え盛る火山とマグマ。漆黒の大地と真っ赤なマグマの対比が鮮烈。
そのマグマによって出来た塩と硫黄の地は別の星のような光景。
広大な砂漠。大海原のように波打つ砂がまるでそれ自体生きているかのよう。
サバンナでライオンに襲われる小像。弱肉強食の厳しさ。
極めつけは、ナイルワニ。その巨体や恐ろしさはもはや怪獣。
大自然は時に過酷で残酷だが、彼ら一匹一匹、一頭一頭の生命力、逞しい姿に、薄弱な人間たちは感嘆させられ、引き込まれてしまう。
この世界は、全てがスペクタクル、ダイナミック。

ちょっと採点が低い理由は…
これは劇場大スクリーンで見るべき作品だから。
映像は素晴らしい。が、心地よい音楽と滝クリのナレーションが少々眠気を誘ってしまう…。

近大