「失うばかりが人生か?」ふしぎな岬の物語 harukitaさんの映画レビュー(感想・評価)
失うばかりが人生か?
非科学的、非現実的であり得ない話の連続は理解に苦しみ辟易してくるが、それをラスト8分くらいでひっくり返そうとする展開。
主演の吉永小百合さん。
正直言ってこの人、いい人過ぎて後に明かされるような過去を生きてきた人にはとても見えないし、どれだけいい人なんだよ!?ってツッコミ入れたくなる。
サユリストの方が読んだら、怒られるだろうけど、主役として魅力的じゃないと思う。
主役が魅力的でない映画の面白さは半減だ。
人生は失うものが多い。
長くいきればなおさらだ。
しかしまた新たに尊いものを得ることができる。
人はそのためにだけにでも生きていく価値があるのだろう。
というファンタジー映画として観なければ、とても耐えられない。
成島監督はどうしたのだろうか?
思い通りに作れなかったのか?
次の作品に期待したいと思う。
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