思い出のマーニーのレビュー・感想・評価
全362件中、81~100件目を表示
涙出まくり。安定のマーニー!!
ほっこり…じんわり
杏奈とマーニーの2人だけの秘密。
札幌から療養の為、親戚の家で夏休みを過ごす杏奈。
杏奈は小さい頃、両親を事故で亡くし養父母と暮らしているが、養母や学校生活に上手く馴染めず孤立していた。そんな杏奈が夏休みで経験する不思議な出来事を通し精神的に成長していく。
夢か空想か、はたまた幽霊なのか?マーニーとは誰?
湿っ地屋敷に新たな住人がやってきた事でマーニーの存在が明らかになる。
心を閉ざしていた杏奈にたった1人の親友マーニーの存在は大きかった。誰よりも大切な存在で、ずっと忘れないと誓ったマーニー。それは少女の頃の祖母だった。
杏奈は自分の出生について知ることが出来た。祖母に愛されて育ったこと、養母が自分を本当に愛してくれていること。夏休みで杏奈の心は成長し友達も出来た。
種田陽平展でマーニーの部屋を実際に体験‼︎
森の中でキノコを採るシーン、湿っ地屋敷へボートを漕ぐシーンなとなど映画と重なり良かったです。
タイトルなし(ネタバレ)
ある金曜日の夜に、この映画をふと録画リストの中から発掘。
仕事終わりの疲れもあったが、綺麗なアニメに癒されたいな〜という安易な欲求のまま視聴開始。ジブリシリーズの初見はワクワクします。
「自分が嫌いだ」そんな主人公アンナの内面吐露から始まりますが、暗さは感じさせないような雰囲気を感じた。
思春期の自我の強さをひた隠しにして、周囲からは疎まれ、始まった療養生活。
厄介払いの如く田舎へ…捻くれるのも頷けますw
人間関係には消極的ながらも、自分の興味の矛先には手段を選ばずに向かう…そんなアンナからなんだか目が離せません。
アシタカと少し印象がダブり始める時もあったほどw
マーニー登場によってアンナは安らぎに似た特別な感情を抱く。初対面の相手にもかかわらず2人から親密感が滲み出す。なんとも心地の良い2人!
ミステリアスなマーニーの無邪気な声に、こちらまで引き込まれそうな…すっかり見入ってしまう。
現実と幻想が同じ世界に折り重なって、次第にアンナはマーニーへの想いを抑えられなっていた。
秘密を告白しあい、一生友達でいると誓い合うのはどこにでもある友情物語でしかない。
マーニーとアンナのおぼろげな関係の中で発せられるお互いのまっすぐな感情、告白は美しくてなぜか切ない。
なんといってもひたすら可愛いマーニー!!!
自己成長、そして友情。
アンナが見た世界や景色はどれも本物だった。
大好きな人に大好きだと叫ぶこと、それだけで元気になる。2人の愛の満ち引きに酔ってしまいそうになりながら…物語は終わりに向かう。
現実と幻想の狭間でしっかりとした答えが用意されていて、Fine on the outsideが流れてくる。
なんとも泣けてくる。
アンナのセリフ「私幸せなの」がマーニーに届いていることを切に願う。
アンナの幸せに満ち足りた気持ちを共有できたような錯覚を覚える。
なんとも素晴らしいの一言を言いたくなる映画でした。
映像化されたスタッフの皆さん、ありがとうございました!!!
思ってたよりは良かった
最後にドーンと感動する
太っちょ豚とか酷いこと言うし、義母がお金を受け取ってるのはそんなにショックかなとか、思春期かよ!と最初のアンナは見ててイライラしちゃうけど、私もああいう風だった時があったかも!アンナの境遇だったらなおのこと色々あるのかもしれない、と、成長したアンナを見ながらラストはギャン泣き、ユリ感にソワソワしながら観てたら、そういう事だったのかぁぁぁというところもギャン泣き、現実と空想?のシームレスな繋がり方も好みだった、背景は種田さん流石だし、人物はちょっとバランス悪いところもあるけど、特にアンナの形のバランス悪い感じは思春期の不安定さを表しているようにも見えてきて、それはそれでいいのかなぁと、マーニーの形は不思議と崩れない、気合い入れて描いているように見えた、マーニーの現実感を出そう!という気合い、いいなぁと思った、湿っち屋敷の、謎の時代感と日本に見えなさ感は、そんなに気にならなかった。
クレジットに三浦しおんの名前があって、キャッチコピーが三浦さん作だった。
経験したことのある心痛
久しぶりのジブリ。やはりジブリは難解。「思い出のマーニー」はもはや子供向けの作品ではなかった。
主人公がいつも円(縁?)の外にいると感じているってどういうことだろうと思っていたけれど、物語の最後にはなんだかわかった気がした。
自分が必要とされていたり、どこかに属しているという感覚かもしれない。自分に自信がなくなって、自分だけの秘密を抱えて自分の中に自分で自分だけが属しているスペースを作って安心しようとする。そして他人に対しては攻撃的になったりする。
杏奈はおばさんがお金をもらっていたことが原因で不安定な精神状況になったのではない。彼女がただただ周りよりも大人になるまでのスピードが速かっただけだ。彼女自身が大人になっていく過程でこの悩みは避けられない。全員が経験するわけではないこのような人間的成長のための試練は人を目覚ましく成長させる。個人的には人生の中で思い返したくないパートであるが、あの期間なくして今の自分はなかったと確信できる。
クライマックスで杏奈をサイロに置き去りにしたマーニーに対し、「なんで私を置いて先に行ってしまったの」と叫び、マーニーも「あなたを愛している」と叫び返すシーンは全てを見終わってから考えると全く違う意味に感じ取れ、さすがジブリといったところ。ジブリの世界観も相変わらず素敵であった。
話の細部まで考え込まれ、作り込まれているところに世界で戦っていける理由があるのだと思った。ジブリはテーマが難しすぎたり、全員が理解できるわけではないことが多くそれがジブリの人気低下につながっている。しかし、大衆受けする映画を作れというのではなく、もっと多くの人がジブリを見て何か感じ取ろうとしたり、自分の一本を見つけて欲しい。
ジブリが映画界の先頭の方で走り続けていることを強く感じた。
●少女時代の切なさ。
ほっこり…じんわり…胸が熱くなる
杏奈とマーニーの2人だけの秘密。
札幌に住む杏奈は喘息療養の為環境の良い親戚の家で夏休みを過ごす。
杏奈は小さい頃に両親を事故で亡くし養父母と暮らしているが、養母や学校生活に上手く馴染めずに孤立していた。そんな杏奈が夏休みで経験する不思議な出来事を通し精神的に成長していく。
夢か空想かはたまた幽霊なのか?マーニーとは誰なのか?湿っ地屋敷に新たな住人がやって来た事でマーニーの存在が明らかになる。
心を閉ざしていた杏奈にたった1人の親友マーニーの存在は大きかった。誰よりも大切な存在で、ずっと忘れないと誓ったマーニー。それは少女の頃の祖母だった。
杏奈は自分の出生について知ることが出来た。祖母に愛されて育った事、養母が自分を本当に愛してくれている事。夏休みで杏奈の心は成長し友達も出来た。
種田陽平展でマーニーの部屋を実際に体験‼︎
森の中でキノコを採るシーン、湿っ地屋敷へボートを漕ぐシーンなどなど映画と重なり良かったです。
感動!
美しい背景の中で揺れ動く心を描く
総合:70点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:75点 )
米林監督の前作『借りぐらしのアリエッティ』で描かれた瑞々しい演出がここでも引き継がれている。宮崎監督のような躍動感や重厚な主題や展開の大きな物語性はないが、米林監督は何気ない日常生活とその中にある揺れ動く心理を描く力が優れているようだ。すっかり自分の殻に閉じこもって世界を憎むようになった少女がしっかりと描かれていた。
それに前作ではなかった物語性がこの作品にはある分、全体を通しての主題や流れもわかりやすくてすっきりする。映像は技術の進歩もあるのか美しくなっていて、特に北海道の少し寂しさのある落ち着いたや風景の出来が良かったし、音楽もそれに合っていた。
気になったのは杏奈の北海道の生活で、夜遅くまでふらふらと出かけて倒れても問題にならずにいつまでも杏奈が自由なのは疑問。叔父さん叔母さんおおらかすぎる。序盤にひどいことを言った近所の女の子とその神経質そうな母親も何事もなかったかのように簡単に謝罪を受け入れすぎ。引っ越してきた眼鏡の女の子の彩香の声は見た目よりも大人びていて、とても子供らしいと思えなかった。
それとマーニーは原作のままこの作品内でも白人なんだけど、違和感というほどでもないけれど、国際化も進んでいないこの時代ならばやはり主人公同様に日本人に設定変更したほうが自然なのではないか。何故マーニーという外国人が両親もいないままわざわざ北海道の片田舎に住んでいるのか疑問だった。
綺麗にまとまってる
12歳の女の子が夜道に倒れてたら
以前からジブリの映画って少女が必ず出てくる変な映画と思ってましたが今回はさらになにこれ??って感じ。お祭りに出かけた12歳の女の子が一緒に行った子とはぐれて浴衣を汚して遅くに帰ってきたり、別の日は夜道で倒れてたり、夜遅くに帰ってくることを繰り返してたら。。。みなさん、預かった子がこういう子だったら、このおばさんみたく笑い飛ばせます??私なら「事件」を想定するけど。また、心配してくれてる養母のことを変に疎ましがったり、実の死んだ親のことを憎んだり、いい加減にしろ!!と言いたくなりました。ジブリの映画だからいい映画、ってみなさんに固定観念があるのでは、と思ってましたが今回みなさんのレビューを見て、ますますそう思いました。
40点
全362件中、81~100件目を表示