グランドピアノ 狙われた黒鍵のレビュー・感想・評価
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正体不明のスナイパーから演奏中に狙われ続けるスリアルを味わえる中盤がピーク
今まで観たことない斬新な設定が面白い。演奏中の音楽がそのままBGMになっちゃうのはこの映画ならでは。音楽詳しくないけど、1曲1曲の演奏ってめっちゃ長いのね。
犯人が何者なのか、動機は何だったのか分からなかった。終盤でいざ犯人の正体が明らかになってもイマイチパッとせず。正体不明のスナイパーから演奏中に狙われ続けるスリアルを味わえる中盤がピークだった。
舞台恐怖症の天才ピアニストが演奏中に1回でもミスると殺すと脅される...
舞台恐怖症の天才ピアニストが演奏中に1回でもミスると殺すと脅されるサスペンス。
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脚本がデイミアン・チャゼルということで、緑と赤の色の使い方と恐怖の中演奏させられるという構図が『セッション』を感じさせる。
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ただ、一度もミスしちゃダメなのにめっちゃ喋るし、めっちゃよそ見するし、電話触りながら演奏するし、さすがの天才でもそれはできなくないか。個人的には全部主人公の妄想でしたって話がよかったなぁ。
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最後のオチに関しては、ダジャレかよという感じです。
設定は面白かったけど
演奏中に命を狙われる設定に興味を惹かれ観てみる事に。
最初はハラハラドキドキ展開に期待していたものの、そんなにサスペンスサスペンスしていなくて命が狙われる背景が意外にチープで終わり方も今ひとつでした。
命を狙われながらも難曲を演奏する姿はなかなか見ものです。
疾走感と緊張感のクラシック!
予告を観て、レビューを漁ったら結構微妙なラインで「ほうほう、どんな雑な映画なんだね?」と思って観てみました!
個人的に自分は面白いと思いました!
設定だけでも「美味しそうな匂いがプンプンだぜ!」って感じで、ポテチを食べながら観てたんですが
まず伏線の貼り方が上手やな〜と!
世界で二人しか弾けないっていう「ラ・シンケッテ」を完璧に弾かないと殺すー!みたいな「なんじゃこの脅迫は?」と感じたんですが
そこからもう伏線で、巨匠が弟子に授けた曲なんですよね。
ピアノには、その曲を完璧に弾くと鍵が出る仕掛けになっていて、犯人はその鍵がほしかったんすよ。
でもね、なぜわざわざ巨匠がそんな仕掛けのピアノを作ったかと言うと答えはもう「弟子にしか財産は渡さない」っていうメッセージだったのかなって。
でもそこが朧気で、なぜかと言うと、その映画が雑と言われる所以が きっと「そう思わせるような巨匠と弟子(主人公)の間のストーリーが全くないから」ってのが理由の一つかなーって。
多分そこのストーリーを少し触れさせるだけでも捉え方がだいぶ変わる作品なのかなって感じた。
そして犯人が新キャラ!
あそこまで奮闘したのに新キャラ!
長編映画にするなら、もうちょっと触れてほしところかなーって!痒いところに手が届かない!おしい!でもそう言う雑さも疾走感の中には必要なのかな!?
あと、犠牲になった友人!
かわいそうに……って思った。
けれど、主人公のたった一言のメッセージだけで動いてくれた彼は本当に偉いな〜でもかわいそう。
ピアノの演奏中だから詳しい事情とか全然メッセージ打てなかったんだろうけど、そこがまた…!(仕方ない、そこで解決しちゃうと話が終わっちゃうもんね…)
全体的な雑さはあったかもしれませんが、自分はこの映画本当に面白いと思いました。
サスペンスに合った劇中の選曲も良いし、世界で二人しか弾けない曲は監督が作曲したようで(監督は音楽家もされている)緊張感のある音楽がまた映画を助けてたのかなって!
音楽を通していろんな事を吹っ切っていく主人公の姿も好きでした!
ピアノ撃ってちょ〜〜だ〜〜いっ! よくこんな出落ちみたいな内容で長編映画作ったな…💦
5年もの間休業していた天才ピアニスト、セルズニックが表舞台へと戻ってきた。そのカムバックコンサート中、何者かが彼を狙撃銃で脅迫する。姿の見えぬ犯人は、難曲『ラ・シンケッテ』を1音も間違えることなく弾き切るよう彼に要求するのだが…。
天才ピアニストの身に起こった恐怖を描くサスペンス・スリラー。
脚本を担当しているのは、当時は無名の映画人だったデイミアン・チャゼル。後に歴代最年少のオスカー監督となる。
主人公トム・セルズニックを演じるのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのイライジャ・ウッド。
まるで『世にも奇妙な物語』のような奇天烈な脚本。
演奏中にも拘らず脅迫してくる犯人にバレないよう、色々と手を尽くすピアニストの様子はどこかコミカル。
イライジャ・ウッドがいっぱいいっぱいになりながらアタフタ頑張っている様子は殆どコメディです!😆
そもそも、演奏中に指示を出しながらあーだこーだ言ってくる犯人というのがすでにギャグっぽい。気が散るだろっ!💦成功させたいのか失敗させたいのか…?
犯人の目的もバカっぽい。もっと幾らでもやり方あったと思うのですが…。
引っ張って引っ張って終盤その正体を明かす犯人。…いや、あなた誰?
唐突に出てきた新キャラが犯人という、ミステリーではありえない展開。
自分のコンサート中にも拘らず、犯人と取っ組み合いのアクション。もう無茶苦茶だよっ!
シナリオは破茶滅茶ですが、謎の勢いがあり映画自体は結構楽しめます。
演奏するだけでいっぱいいっぱいだったはずの主人公が、犯人から脅迫を受けているうちにだんだん吹っ切れていく様は痛快!!
発想が非常に面白いユニークな映画。ツッコミどころは多いですが、観て損はないはず🎵
面白くする為とはいえツッコミどころ多し。携帯凄すぎ。こんなにお喋り...
面白くする為とはいえツッコミどころ多し。携帯凄すぎ。こんなにお喋りな犯人も珍しい、演奏中に。ブッコロスみたいの言い過ぎてて頭悪そうだった。
犯人が自らまともな人間ならこんな込み入った方法で強盗しないとか言っちゃってるし。
誰にも気付かれないようにわざと間違えて弾き、仕掛け鍵が開かないようにしたという方法で抵抗したのに、その後格闘してるし。コレが3年もかけた計画とは...
クールさが全然なくてスリリングでもなんでもない。
お前ワザと間違えたろ!とかすぐ気付く脚本もかなりダメダメだったと思う。
名探偵コナン
アイデアだけは面白い!というか、ほぼ「名探偵コナン」だったけど(笑)。
パトリックとトムにしか弾けない難曲の「ラ・シンケッテ」の最後の4小節をパトリックが遺したピアノで弾くと鍵が出てくるというオチ。楽譜を捨て去ったために、ネットでこの曲をDLして耳コピで演奏するトム。しかし、わざと間違えて弾いちゃった!
演奏中にイアホンで色んな指示してもね・・・普通は演奏できないでしょ・・・犯人役のジョン・キューザックも、こんなあほらしい犯行を・・・
あまりに雑なストーリー展開が残念
今年のアカデミー賞で、5部門ノミネート3部門受賞し、一躍時の人となった監督で脚本家のデイミアン・チャゼル。今作鑑賞の最大の動機は、彼が脚本を書いているということだったのだが、まさかこんな残念な脚本になっているとは、正直意外。
何でも今作との関わりは、完全に雇われ仕事だったようで、彼としてもこの出来には不本意なものを感じていたのかもしれない。
恩師の作品である難曲の演奏でミスを犯し、以来表舞台から遠ざかっていたピアニスト、トム。
人気女優の妻の尽力で恩師の追悼演奏会でカムバックすることになるが、彼を更なるプレッシャーが。
謎のスナイパーから因縁の曲の演奏を要求され、一音でも間違えたら殺すと脅迫される。
この設定、犯人の真の目的のアイディア自体は悪くなかったと思う。
しかし、まず、5年も人前で演奏していなかったピアニストがリハーサルもなくいきなり演奏会で演奏するなんてありえないし、譜面を持ち込むことは百歩譲ってありとしても、それならば、譜めくりの係りが控えていないのはありえない。
途中で無駄に殺される二人も協力者も不要。
何しろ犯人が喋り過ぎ!
ストーリー展開を犯人の台詞に頼り過ぎだし、演奏に集中させるどころか邪魔している事態に至り、演じているジョン・キューザックが気の毒になった。
イライジャ・ウッドも“脱フロド”で、苦しんでいる。
雑だった
犯人がバカだ。あんなにひっきりなしに脅していたら精神的に疲れるし、余計に失敗を招く。演奏会の終わりの方でちょっとだけ脅して演奏してもらえば済むし、それよりピアノを運送中に強奪して主人公をさらって拷問して演奏してもらった方がずっと安全だ。何人も殺して大変なことになっていた。
ピアノに仕掛けを施して宝の鍵を難曲の演奏で取り出すなんて昔の映画か。真面目に見ていて損した気分になった。5年ぶりの演奏会でリハーサルなしとか、あんまりだ。
演奏失敗したら即射殺というのは予告で面白そうだと思ったのだが、シナリオが雑でガッカリした。イライジャ・ウッドの困り顔は恐怖心をあおる。限界で頑張っている感じがすごくする。ピアノを見事に演奏している感じが出ていた。
楽譜にかくしてスマホでメールを打って犯人に叱られる場面が面白かった。
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