「『Tom & Jerry』ばりのドッタバタ映画でした。」グランドピアノ 狙われた黒鍵 Opportunity Costさんの映画レビュー(感想・評価)
『Tom & Jerry』ばりのドッタバタ映画でした。
全く面白くなかった訳ではないですが聊か熱を持ち難い作品でした。
話自体は非常に雑。
まず犯人側の計画が雑。
冒頭の楽譜を渡す場面から終始行き当たりばったり。
連携も悪いためドッタバタでサスペンス要素が台無し。
またトムの無双振りも雑。
冒頭からションボリ気味な冴えないトム。
ピアノを弾き始めると…というのは分からなくはないですが。
あんなことも、そんなことも出来てしまうなんて!!
出来過ぎる割にはヘルプを求める相手を完全に間違えていたり。
作り手側に都合が良く間抜け。
音楽部分については知識が無いため良し悪しが分からず。
本作の肝心要の部分を楽しめていないのかもしれませんが。
トムと犯人のドッタバタを半笑いで観ている分には面白い作品でした。
終盤なんかは正に『Tom & Jerry』。
「仲良く喧嘩しな♪」を体現したモサッとしたアクションシーンは見物です。
全編通してテレビ東京「午後のロードショー」感が漂う本作。
ご自宅で家事をしながら観る分には楽しめるかもしれません。
オススメです。
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