「こんな映画がいっぱいあればいい。。。」グランドピアノ 狙われた黒鍵 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
こんな映画がいっぱいあればいい。。。
よくできたサスペンスであった。
ピアニストが、演奏中に「1音でもミスしたら射殺する」と脅迫される。
そこにはある曲に隠された秘密がからんでいた。
エウヘニオ・ミラ監督は、この特異な状況をたたみかけるような展開で見せていく。よって見ているあいだは、何も考えず先の展開だけを見守ることになる。
犯人は3年前から計画を練っていたらしい。ピアニストは5年ぶりに公演を開く。ピアノの秘密を解くにはこのピアニストが不可欠。
なら、もう少し設定を緻密にしなければならないのではないか。
ピアニストの師匠は1年前に亡くなっている。
とまあ、あとで考えるとこのようなキズも見えてくる。
オリジナルで、このようなサスペンス映画を作ろうとする心意気がうれしい。
望むべくは、もっと緻密な脚本でスリル満点の作品である。
思えば「ダイ・ハード」はよくできていた。
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