ダブリンの時計職人のレビュー・感想・評価
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アイルランド映画はやはりいい
家もない、仕事もない、身寄りもない、若くもない。
無い無い尽くしの絶望的な車上生活。
冴えないメタボなおじさんでも、洗濯をしたり掃除したり日記?を書いたり、きちんとしていると車上生活もなんとなくユーモラスに思えてしまうから不思議。
邦題がいまいちだったな。
時計職人ではあったのだろうけど。
フレッドにロンドンでどんなことがあったのか。
もう少し掘り下げて欲しかった。
アンティーク好きなので、時計職人らしいシーンがもっと観たかったな。
カイルも意外と音楽的才能があって、どん底から抜け出して、なんて展開を期待したが…残念だったな。
派手なシーンはないけれど、良い作品だと思った。
メイキングシーンがまた良かった。
まるで映画を観ているよう。
音楽もすごく素敵で。
ダブリンってどこの国だっけと思いながら
アイルランド・フィンランド合作なんですね。
よい悪いではなく終わり方の後味がイタリアともフランスとも違う印象でした。
町並みがきれい。
主人公、なんか妙におれ感があって他人と思えなかったなー。
カハルみたいなダメワルな友達って、こっちが心細い、不安、不安定なときにそばにいてくれるとだいぶ気分が助かる。
無職、住む場所がないときにああやって車遊びとかスポーツジムとか、、やったやった!楽しいんだよね、私は美術館のビデオ観るとこで寝ちゃって追い出されたり、大学の学食でランチしたり図書室で本を読んだりした。もちろん私はその大学の学生ではないが。そういうのが楽しかった。
あのピアノのご婦人、他の映画で観たことがある女優さんのような気がする。気のせい?
彼女自身に寂しさやダンナを亡くした虚無感があったのかもしれないけど、それにしても優しい寛容な人!うまい距離をおいてくれて余計なことは聞かないでくれる。
そんな彼女もきっと悩んだ末に他の処へ行ってしまう。あの曲、ダンナじゃなく彼への微妙な気持ちが生まれたからきっと完成させられたんだよね?
カハル、薬はやめなさい。
カハルが弱いとか悪いとかだけじゃないんだよなー。精神的な弱さだったら私の方が全然弱い。薬がちらつく環境が悪いのか?逃げ出したくなる、受け入れてくれない社会のせい?
違法だからとかきれいごとは抜きにして、やるやらないは個人の判断か?
私は意思が弱いから一度味わったら破滅するまでやるはず。カハルと一緒。楽な方へ逃げたい。
彼がいなければ主人公はずっと車で生活して思い出をつまみにつまらないまま生きてたかも。
カハルがいたから彼女に会ったし行動しようと思ったし。
カハルは自分でわかっててもやめられなかった。それもわかる。
やってる人たちはどうすれば薬、やめられる?
私は、周りにいる人たちに助けてもらわないとやめられないかなー、と思った。
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