劇場公開日 2014年9月27日

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「Cベールの無駄遣い」ファーナス 訣別の朝 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0Cベールの無駄遣い

2019年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

すごく盛り上がる敵討ちの話かと思ったら、そうでも無かった。

序盤は兄弟愛+家族愛がふんだんに盛り込まれていて、
「あー、こんな兄弟いいなー」「父親に愛してるとか言えないなー」とか、
ラッセル(クリスチャンベール)一家に肩入れしていった。
貸金のペティはウィレムデフォーで、この人の悪役も鉄板だなーとか、
いい要素が多かった。

中盤から、ペティに善人要素が混じり、話が盛り下がりだす。
冒頭から出てきてたデグロートという巨悪(とも言い辛い)が動き出し、
そもそもこの巨悪を動かしたのはラッセルの弟ロドニーだという、
自業自得感も重なり、
デグロートのアジトを突き止める処は良かったけど、
デグロートを誘き寄せる手段が、あれでよく来たな!、という手だし、
デグロートを追いかけるラッセルはライフルだし、
何だかテキトー過ぎませんか?。

ラストね、あの勿体ぶり方もあまり好きではないし、
どうせラッセルは全てを失うのだから、相撃ちでもよかったんじゃないか、とか、
先にウェズリーが撃つとか、
余計なことを考えさせてくれる話でした。

クリストフ