「さりげないやさしさで溢れた映画」やさしい本泥棒 yuyuさんの映画レビュー(感想・評価)
さりげないやさしさで溢れた映画
クリックして本文を読む
悲しい映画ともいえる。あっけなくみんな死んでしまう。
でも、それと同時に人間の美しさにも気づかせてくれる。
リーゼルをひきとった父も、言葉がキツくて怖いように見える母も、隣に住む少年のルディも、そして市長の妻も、みんな心根が優しい。
だからこそとっさに庇って、目をつけられることも。でも行動は間違っていない。そうするしかなかった。
最初は言葉が読めなかったリーゼル。父と一緒に勉強し、本を読む楽しさを知る。
そして言葉がマックスとの繋がりとなり、彼女自身の糧にもなっていく。
言葉にすること、それを残していくことの大切さを思った。
コメントする