「学芸会かと思った」ルパン三世 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
学芸会かと思った
いい役者をこうも大根にしてしまう悪い魔法は、監督なのか、脚本なのか。とくに綾野、浅野。あんな下手だったか? 小栗のガンバリが気の毒にさえなってくる。
「ルパン」の各キャラを完コピしようがオリジナルに仕立てようが、ようは面白ければいい。しかし、見終わったときの僕のあの冷めた感情は、どうしたものか。笑いもしないし、泣きもしない。目の前でドタバタと大騒ぎを見せられただけ。
アクションにメリハリをつけようとしたカメラワークは、かえって動きを目で追えない悪効果。
だいたいルパンに、キュンはあっても、シリアスは要らない。
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