劇場公開日 2014年8月9日

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「されど父は強し」バトルフロント 玉川上水の亀さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5されど父は強し

2014年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

興奮

お父さんの家族におけるステータスやパワーは下落して久しいが、本作品のような父親だったら一目も二目も置かれそうだ。
シルベスター・スタローンが製作・脚本を担当した作品だから、骨太で屈強な主人公像が浮き彫りになる。
主人公フィル・ブローカーを演じるのは、スタローンと「エクスペンダブルズ」でタッグを組んだジェイソン・ステイサム。
妻を亡くし、一人娘マディの為に危険な潜入捜査官を辞め、片田舎で平穏な日々を送る予定だったフィルに過去の怨讐が襲ってくる。
平穏な日々を破る切っ掛けは、子供同士のトラブル。
相手の子供の親がモンスターペアレントだった為、父親であるフィルまで巻き込んでのトラブルに発展する。
更には相手の実兄で裏社会に属するゲイター・ボーダインまで参入して、事態は思い掛けない方向に拡大していく。
このゲイターを演じているのが、ジェームズ・フランコ。
このところ彼は悪役をキャスティングされることが多いような気がする。
喧嘩の鉄則の一つだと思うが、喧嘩を売る相手を間違えてはいけない。
特にジェイソン・ステイサム演じるキャラクターに喧嘩を売るなんて愚の骨頂だ。
この作品でも、ジェイソン・ステイサム演じるフィルはめちゃくちゃ強い。
ましてや愛娘に危険が及ぶとなれば、怒りのパワーは針を振り切れてしまう。
そう、彼の場合は「されど父は強し!」だ。
色々と突っ込み所は満載だが、親子愛をエネルギーにジェイソン・ステイサムのアクションが魅力的に炸裂します!

玉川上水の亀