「保護者トラブル」バトルフロント レントさんの映画レビュー(感想・評価)
保護者トラブル
かつて潜入捜査官として麻薬組織を壊滅させたブローカーは身分を隠し、南部の田舎町で娘と二人ひっそり暮らしていた。
しかし、子供同士の喧嘩から事態は思わぬ方向に、やがて壊滅させられた組織の人間から狙われることとなる。
舞台となるルイジアナ州の自然が美しい。かつて蹂躙された黒人たちの血がいい肥やしになったのだろうか。どうしてもアメリカ南部と聞くと血生臭い印象が拭えない。そしてここを舞台にまさに血で血を洗う戦いが繰り広げられる。
スタローンが製作だけにキャスティングが豪華。正直ジェームズフランコなんて、最初気づかなかったくらい。スパイダーマンの頃から私の脳内時計が止まっているせいか、すっかり貫禄ある中年俳優に。あと、同じく17歳のカルテから時が止まってるウィノナ・ライダーはその役どころを見ても結構ショック。まあ彼女の場合仕方ないかな。クランシー・ブラウンの保安官はあまり活かされてなかったのが残念。
アクションは序盤からド派手で結構期待できるかと思われたが、終わってみれば田舎町の一夜の大騒動というスケールの小さなお話。深夜枠のテレビ放送で見るには充分な作品。
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