「真実の水、と映画」PASSION 太陽伝さんの映画レビュー(感想・評価)
真実の水、と映画
スリリングで濃密なこの台詞劇には、「ハッピーアワー」で驚かされた、えもいわれぬ感動が、突然変異でなく映画そのものの身振りのテーマであったのに震えざるを得ません。
制作東京芸大の自主映画と思いきや、完璧に良い意味で裏切られました。台詞の緊迫感は映画そのものでした。<真実の水>の三人での会話、工場の巨大な煙突の元での男女の会話は忘れがたいシーンです。
この後の濱口竜介の元町映画館での過去作品が楽しみです。
蛇足
映画での台詞の時間と観客の私の時空間とのシンクロは、何なんでしょうか?
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