寄生獣 完結編のレビュー・感想・評価
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傑作になるはずが余計な改変で台無し
本当にこれだけは声を大にして大勢に(可能なら制作陣にも)伝えたいのでぶっちゃけて書きますね。
まず、前編は本当に非の打ち所もないほど最高でした。後編も前編の緊張感はないものの上手にまとめていて、このままやれば「漫画原作の傑作実写映画作品」が生まれるはずだったんですよ。しかも大好きなのに長いこと映像化されずにいたのが、ついに映像化された「寄生獣」で。
それが最後の最後で本当にとんでもない改変をしてくれました。なーにが「大量の放射性物質」ですか!
直前に「放射性ガレキ受け入れ反対」みたいな看板が出てましたけど、そんなふうに呼ばれるものは今の日本では「東日本大震災の被災ガレキ」以外に存在しませんよね?あれは放射性物質なんかほとんど付いてないものを、何とか他地域の処理施設で処理してもらって復興を早めようとしていたのを、おかしな活動家が「放射性物質まみれだ」などと言い募って邪魔していたのが実際のところですよ。
それが、フィクションだからってなんで細胞が死滅するほどの放射性物質が実際に付いていることになってるんですか?
そんなものが他地域で受け入れた被災ガレキに付いていたなんていう話が、妄想まみれの活動家情報以外に1つでもあるんですか?
あの被災地いじめのような活動家たちに散々不快な思いをさせられてきた人間の一人として、本当にこの改変は何もかもを台無しにするレベルのものです。予約して買った前編のブルーレイを割って捨てたくなるくらい。
そしてさらにひどいことに、この安易な改変は、オリジナルの「有害化学物質」だったら問題がなかった科学考証まで崩しているんです。
原発事故からの放射線騒動で勉強した方も多いと思いますが、化学物質と放射性物質は有害性の発現の仕方が全く違います。化学物質なら何らかの形で体内に取り込まれて初めて影響が出ますが、放射性物質は近付いただけで有害なんですよ。つまり、体内に打ち込まれて後藤がめちゃくちゃになり、ほんの一部しか取り込んでないはずのミギーが形を保てなくなるほどダメージを受けるような量の放射性物質が実際にあったら、シンイチが数ヶ月後?にピンピンしてるなんてありえないし、後藤はあの空間に入ったあたりからおかしくなってないと理屈に合わない。危険な量の放射性物質なら近付くだけでも危険、というのが放射性物質の怖さなんで、本当に放射性物質を甘く見過ぎとしか言い様がないです。
そしてもう1つ。
脱原発への思い、みたいな賛否両論の思想を乗せるなら、こういう大勢の人が大事にしてる作品ではなく、自分のオリジナル作品でやってください。大切な預かり物の作品に、原作にない政治色を付けるのはやめていただきたい。正直、仮に私が持ってる政治思想をキレイに体現するような色を付けられても、「そういうのは自分の作品でやれ。他人の作った人気作品を利用すんな」って思いますよ。
こういう形で作ってしまった劇場版はもうしょうがないですが、幸いにして問題なのは台詞と看板だけなので、比較的容易に原作設定に戻すことが可能なはずです。私としては、せめてDVD/BDでは「鉄筋に付着していた大量の放射性物質」ではなく「鉄筋に付着していた有害化学物質」に差し戻した別バージョンでも見られるようにしていただきたいところ。「放射性物質バージョン」を無かったことにしてほしいとまでは言いませんから(そうしたら評点は1.5から4.5くらいまで跳ね上がります。実際、この改変以外は本当によかった)。
ああ、あと後藤がちょっと暴れ足りないので、特殊部隊との戦闘が追加された長尺版があるともっといいなぁ、と思います。
原作を安っぽくした感じ
アクションはかっこいいです。
しかし内容は大衆向けになっているせいか、薄っぺらかったです。
後藤にトドメをさす理由が"守りたいものがあるから"って…そうじゃないでしょ
原作の通り"俺のエゴだ…"としてほしかったです。とても安っぽく感じました。
尺の問題は仕方ないかもしれませんが、内容に関してはもう…なんていうか…うーん…
盛り上げポイントのズレ
1作目が予想に反して良く出来ていたので、これは完結編次第では歴史的作品になるのでは?!と期待して鑑賞。
残念ながらこの監督の駄目な点が露呈してしまいましたね…
キャストも演技も悪くなく、ちゃんとツボを押さえていれば傑作になりえたのに残念、という感想です。
駄目だった点
・脚本あちこち雑
スワットが突入してるのに相手を待ち過ぎ。殲滅するのだから演説とか聞いてないですぐ射殺しないと。浅野忠信相手にももっと乱射したりするハズ。その辺がぬるく緊張感が感じられない。
・感動させシーンが間延び
この監督はとにかく感動感動映画ばかり撮ってたせいだろうけれど、そんなシーンがくどくて長い。いらない。
全体的にテンポが悪くどこを観せたいのかポイントがぼやけてたとか、映画的盛り上げ方が下手とか、橋本愛が都合よく色んな場所に現れ過ぎとか、色々細かい点ばかり気になって。(ラストの屋上シーンの新井浩文はどこへ行った…)
映画に興奮すればそんな事はどうでもよくなるのですが、夢中にさせてはくれませんでした。できれば他の上手な人の再編集版が見たいくらいです。
高速ミギーカット。
どうにもこうにもグロさが際立った前篇と比べるとかなり観易い。
原作ファンの友人曰くやっぱりミギーの印象は違うらしいのだが、
私にはどうでもいい(爆)ミギー=サダヲの愛らしさあって何とか
最後まで観られたようなものだからだ。いやしかし後篇でかなり
テーマを絞り出してきたこともあり、非常に考えさせられる内容。
人間を食べるあの気味悪い寄生獣が悪で、人間は善だといえるか。
対寄生獣、対人間、の一方で、共存の道を探る動きも活発化する。
新一の右手に寄生したミギーはもう相棒と化し、仲良く味噌汁を
作るシーンなど堂々の第一位だそうだ(鑑賞後の満足度で)確かに
家族を失った新一にとってミギーと里美くらいしか味方はおらず、
感情を失いつつある中にあって、何とか命綱を齎してくれている。
逆にミギーは新一の人間性をどんどん吸収し感情が根付いていく。
身代わりとなって助けようとする場面では泣けるし、彼はいわば
敵側なのに親近感が湧いて仕方ない。親近感でいうなら研究者の
田宮良子にも変化が生じ、母性が我が子を守ろうと働く場面では
人間の親が(でなくとも)そうするだろうと、ちゃんと理解できる。
そして人間側には殺人鬼が登場する。寄生側には最強の敵・後藤。
ミギーが寄生していることで一生つけ狙われる新一だが、復讐の
鬼と化す一方でこれが正しいことなのかと自問自答が続いていく。
本当に恐ろしいのは誰でどんな感情なのか。生きるために捕食を
繰り返すことは許せず、快楽の為に殺人を行うのは許されるのか。
多種多様な考えが浮かび、模範解答のないままラストへと向かう。
こういうことを描きたかったのか。が分かると壮大さが伝わるが、
とにかくグロさが際立つと女性陣やオバサンはつい退いてしまう^^;
(大切なものを守ろうとする本能は失われないでほしいね。ずっと)
なんだかなぁ
山崎貴監督作品は、ALWAYSシリーズ、ドラえもんとを鑑賞済。
どの作品も、自分と感性が合わないか、映画の見方が悪いためか、良いとは感じなかった。恐らく後者なのかな。
と言う背景があるので、個人的にかなりハードルや観方を変えて鑑賞した。
他方、寄生獣は連載中から読んでいた、とは言えそこまで思い入れはない状態。また、原作と映画とで、その物語の本質をしっかりと描けていれば、全てが原作通りでなければならない、という考えではない。
結果から書くと、前編〜後編と通じてどうにも好きになれない、というのが率直な感想。
漫画版寄生獣が、言いたい事と、映画版とでは、乖離があり過ぎるのでは?と感じた部分が大きいからだ。
少なくとも、愛する人を守る、のが主眼な物語ではない、はずだ。
映画版では、人間を善、パラサイトを悪と描いているようで、そこにも引っかかった。そこまで単純な話ではないのになと。さらに、後藤を単なるラスボスにしか描いていない部分は、物足りなかった。後藤は、田宮と並んで、ある意味でのパラサイトの代表なので、そこらへんを丁寧に描いて欲しかったなぁと。寄生獣の核となる部分なだけに、残念だ。
特に気になったのは、ラストのゴミ焼却場のあたり。
描き方が相当雑じゃないかなと。
放射能ガレキを出すあたりは、現在を反映させているつもりなのだろうが、放射能ガレキを扱うには、やや風通しが良い施設だったり、第三者が自由に入りやすい施設だったり、警備がずさんだったり、気になって仕方なかった。
ここは原作に出て来た有毒物質のが、描きやすかったんじゃないのかなと。
と長々と書いたが、原作を読んでいただけに、違いの部分が大いに気になってしまったのが、楽しめなくなった原因なのかも知れない。
とは言え、一定のレベルで映画が出来ているのは確かなので、原作との違いが気にならなかったり、原作を知らない方は大いに楽しめる作品なのは確か。
残酷で愛おしい“寄生獣”
名作コミックの実写映画化後編。
先日レンタルで見た前編が思ってたより面白かったので、完結編は劇場で。
素直に劇場で観て良かったと思った。
まだまだ序章的だった前作に比べ、ストーリーもテーマも深みを増し、VFXもアクションも見せ場が増えた。
幾つか残念な点もあった。
前半はシリアスで見応えあったものの、後半は最強パラサイトと戦う少年ジャンプ的展開に。原作通りなのかもしれないし、工場での決戦はクライマックスに相応しいし、浅野忠信の怪演は申し分無かったのだが、あくまで個人意見として、急に流れが変わった印象を受けた。
また、ちょっと最後の内容に触れてしまうが、全て終わってのミギーとの別れ、その後の展開など、濃密だった前半と比べ急ぎ足になってしまったような感じも受けた。
それでも期待を裏切らない出来だったのは、作品が持つテーマ性無くして語れない。
「我々はか弱い」「だからいじめるな」
田宮良子のこの台詞には正直驚いた。
寄生生物は人間を食らうおぞましい生物ではないか。
しかし、銃など人間の攻撃に呆気なく命を落とす。
実は脆い命なのは人間と同じなのだ。
この台詞と並行して描かれる特殊部隊による寄生生物急襲シーン。
人間=善、寄生生物=悪という概念は崩れ去った。
人間ほど自らの権利や主張を盾にし、他を脅かす生物は居ない。
ここで、予告編でも印象的だった広川の台詞と、真の“寄生獣”の意味が重く響く。
復讐心に駆られ幼子に手をかけようとする人間。ただ快楽の為に殺人を繰り返す人間。
ある声に導かれたからとは言え、人間を駆逐する寄生生物。
残酷な一面を持つ両者の共存は可能なのか。
容易くはない。だが、希望はある。
それを成し得るのは、人間の最も尊く本能的な感情。
人間が人間である所以の、無償の慈しみ、守りたいという一途な愛。
その感情こそが“寄生”する。
妊娠も子育ても実験に過ぎなかった田宮に芽生えた母性、笑う気持ち良さ、そして最後に取った行動…。(深津絵里の熱演もあって胸に迫るものがあった)
新一とミギーの友情も一つの可能性だ。
人間も寄生生物も、学び、進化出来るのなら…。
漫画とほぼ同じらしい
私は漫画を途中までしか読まずに映画を観ました。
観終わってからの印象はあまりありません。
だからといって、面白くないわけではありません。
市役所で後藤とSATが好戦?する場面での浦上が後ずさりしているカットはなんだ?
映画終盤での里美を襲ってた浦上は何で釈放されてる?
と思っていたんですが、あれですね、後ずさりカットは逃げてるんですね笑
取り敢えず、印象があまり残らなかったのは考える事が沢山あって頭に入りきらなかったんだと思ってます笑
なので、百聞は一見にしかずなので観てみてください笑
悪魔にいちばん近い生物は人間です。
深津絵里さんが美しい。
前作に引き続き、役者陣の演技がとても魅力的だった。
みんな、原作を踏襲し、かつとても存在感のある演技をしていたんじゃないかな。
特に、田宮涼子役の深津絵里さん。田宮の美しさを、強さ、儚さ、悲しさ、、全てを強く表現されていたように思う。
原作と比べてしまうと、シーン不足だけどそれは仕方がない。僕の大好きな寄生獣を、ここまでリアルに実写化していただき、感謝。
この作品を観て、興味がでて原作を読む人が増えたらいいなあ。本当に良い漫画だから。
ミギーの味噌汁作りのシーンはよかったな。
原作よりもミギーがかわいく見えた。
人の本質は残虐なのか慈悲深いのか
原作未読。
前編は最後まで興味深く観られたものの、
派手なVFXが披露されるシーンはほとんど無いし、
作品のテーマもイマイチ掴み切れず終いで、
あくまで後編へのお膳立て、という印象だった。
しかし……いやはや、やっぱ後編からがこの映画の本気だったんすね。
ストーリー展開もテーマもVFXアクションも前編とは段違い。
徹頭徹尾、面白かった!
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終盤の“後藤”とのバトルは、ハリウッド映画のアクション
演出の密度と比べるとやはり満足のいくものではないが
(森林での格闘は最強生物の攻撃にしては寂しいし、
“後藤”vs特殊部隊の戦いも見せて欲しかった)、
さすがは山崎貴監督作品というべきか、人対人という
スケールでのアクションにおいては邦画最高峰のVFX。
テーマを語る上でも十分な分量だし、廃棄物処理場での
画作りはどこを切り取ってもクライマックスに相応しい迫力だ。
顔をしかめるほど不気味なクリーチャーデザインもグッド!
『遊星からの物体X』やら『DEAD SPACE』やらが
大好きな自分はこういうウネウネモゾモゾ造形の
クリーチャーにヒジョーに弱いんである(悪趣味って言うな)。
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唸ったのはテーマ面。
「私達をいじめるな」という田宮の言葉、そして
真の『寄生獣』が誰かを問うあの恐ろしい演説によって、
『人類を脅かす恐怖との対決』という当初の図式は崩れる。
脅威だと思っていた存在が、実は脅威にさらされる側だったのだ。
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繁殖を妨げる生物を敵と見なし排除する――
それは何も人間のみに限った行為ではないが、
我々人間は他種を排除する技に異常なほど長けている。
度を越えた殺戮行為を少なからず繰り返してきている。
一方で、ミギーの言葉にもあった通り、別種のいきものの
痛みを理解し憐れみを寄せる生物というのが地球上にも
そうそう多くはない事も事実ではと思う。
何なのだろう、この不可解な生物は?
種を繁栄させる為に数多のいきものを滅ぼしてきたくせ、
か弱いいきものには愛情や憐れみを寄せるというこの矛盾。
人の本質とは残虐なものなのか? 慈悲深いものなのか?
あるいはどちらに分ける事もできないのか?
一度は憐れみを掛けて“後藤” を見逃そうとした主人公が、
思い直して彼を『火葬』する場面が忘れ難い。
「ごめんな、それでも生きていたいんだ」
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自分の大事なものを守る為、それに害為す者を殺すのは、
太古の昔から生物に組み込まれた覆し難い本能だと思う。
残念だが、人の数がどこまで膨れ上がろうとそれはきっと変わらない。
だが、人と他生物が共存できる世界で無ければ、いずれは
人が絶滅の危機に晒されるということも理解できる。
それだけではない。
田宮は赤ん坊に愛情を抱くようになった。
不思議だが、ヒトだけでなく、イルカやサルなども同種に
対して抱くような愛情や憐れみを他種に抱く事があるらしい。
その感情は生物の進化において必然なのだろうか?
ならば、自分達を生かす事も、他生物を生かす事も、
どちらも生物としての要求である可能性は無いのか?
生態系のバランスが崩れ切るか寄生生物が誕生してパクパク
されないうちに、共存の道が見つかればいいのだけど。
エンタメとしてもテーマ面でも見事な出来でした。
<2015.04.25鑑賞>
人間とは、生きるとは。
深いテーマ。
完結編は
深津絵里が主役といっても
過言ではないのではなかろうか。
人間とは、自分より大切にしたいものを奪われると変貌してしまう。といった台詞に共感できる。
人間の性質だったり、社会問題だったりをSFで表現するからこそ、より多くの人に響いたのならこの映画は成功。
川村元気さん、ありがとう。
※がっつりネタバレです ※長い
(役名と俳優名入り混じってます。ごめんなさい。役名忘れちゃった。)
個人的には大森南朋さんがすごく良かったなぁ…
田宮と話しているシーンも良かったし、
ゆみちゃんと一緒にいる場面はジーンときました。幸せになってほしいな、って無条件に思えるような感じ!
だから、ゆみちゃんが殺されてしまった所から泣いてしまいました。
そこから、田宮の身を呈してまで赤ちゃんを守る下り、そして浅野忠信さんとの戦闘での新一とミギーとの別れ、と
怒涛の展開で号泣してしまいました。
感情移入しまくり。
いやー、よかった。星5つ!
……と、いけばよかったのですが…
里美と新一のラブシーン。なんですかあれ…絶対いらないでしょ…。
そこで完全に冷めました。ぶち壊しです。
キスまではまあ…、でもなんでHしちゃうの…。
一緒に見に行った男友達は、「あのシーンは橋本愛の可愛さが爆発してたからええねん!」と言っていましたが…。
そうかな?そんなもんですか?(^_^;)
まず、田宮が死んだ直後の「涙が戻ってきたよ…」みたいな台詞に興醒めしました。
新一の涙を取り戻すために田宮は死んだ訳じゃないでしょうに、その話は後でしてよ、と。(笑)
そんなこんなで里美にあまり良い感情が芽生えず。一番ラストのシーンも冷めた気持ちで見てしまいました。
でも俳優さんは皆良かったです。
上手な人しか使ってないなぁって!
大森南朋さんも良かったけど、
やっぱり寄生獣のMVPは深津絵里さんかな。全編通して!
いないいないばぁや、大声で笑っているシーン、東福山動物公園での長台詞、すごく良かったです。考えさせられました。
駐車場での戦闘シーンは怖かったな…。田宮強し。
新井浩文さんは、ファンなので楽しみにしてました!
浅野忠信さんが建物の上からSATに投げつけた生首、新井浩文さんのかな、逃げ遅れちゃったのか…。って思っていたので、
新一と里美のデートシーンで出てきた時はゾクッとしました。ほんとゾクッとする顔…。(笑)釈放されたのかな?勝手に逃げたのかな?どっちにせよ流石です。
前編は結構グロかったけど、完結編でグロかったのは新井浩文さんの序盤の殺人シーンぐらいかな。ほんの数秒だけど、女の人を追い回す演技だけで、背筋凍りました。怖すぎる。
あと、新井浩文さんが里美を屋上に連れて行った時、サラリーマン1人殺しましたよね?
新一は里美を人質に取られているとは言え、そのサラリーマンを一瞥しただけ。しかもその後、新井浩文さんと何やかんやして里美と寝転がって愛を囁きあってますが。入り口でサラリーマン死んでますからね?!(笑)
エンドロールの時はそのサラリーマンのことがずっと気になってました…。
浅野忠信さんは最強生物の割にそこまで出番なかったしそこまで強そうでもなかったかな。「この種を喰い殺せ…」とか言ってる割に新一に固執しまくり。
ゴミ焼却場?で寄生生物の統率が効かなくなった場面は本当に本当に気持ち悪かった。蘇生しようとしている場面もとても気持ち悪かった。
北村一輝さんが人間だったのはびっくり、想定外!
だから前編の選挙演説シーンでミギーは正確な寄生生物の人数を言わなかったんだなぁ。少し引っかかっていたので、納得!
橋本愛ちゃんは、なんだろう。
キャラクターも好きじゃないし。
あんまり可愛いとも思わなくて。。
感情移入もできなかったです。
そして染谷くん!
これは前編ですが、お母さん(A)に心臓を破壊され、ミギーのおかげで蘇生?し、「夢じゃなかった…」と悶えるシーンなど…ところどころにヒミズの片鱗が見えました。好きだな。横顔が可愛い。演技力、さすがです。
関係ないけど、舞台挨拶か何かのPRの時の「GWは寄生ラッシュ」がとてもうまい!と思いました。(笑)
原作は読んでいません。
でも、読んでみようかな、とは思いました!
すごくすごく考えさせられる作品でした。こんなに考えながら見た映画は初めてかもしれないです。
劇場で見られてすごく良かった。
また大好きな作品が増えました。色んな人に見てほしいです。
前作に引き続き満足!
原作を知らなくても楽しめる作品!
終わり方もバットエンドでなくスッキリ!
R-15にして描写を激しくしてもよかった。
高校生同士の濡れ場があったのは意外にもびっくりした。
ハラハラドキドキもし、泣けるいい映画だった。
人に勧められる!
よかった
最近一番の喜びは赤ちゃんの喜んでいる顔を見るところで、特にいないないバーが受ける。なので、田村涼子が赤ちゃんを喜ばすことで人間性に目覚める場面はすごくグッと来た。赤ちゃんの放つ輝きは人間以外の生物にも伝わるのかなと思った。
全体的にすごくよかったのだが、北村一輝が演説しているところをショットガンの乱射で銃殺する場面は、背後のモニターが無傷だったところが不自然だった。そのくらいなんとかして欲しかった。
あまり見せないカーアクションよかった。焼却場もスケール感があってよかった。
ミギーがいなくなるところはホロっと来た。
放射能がとても毒性が高くて、それはどうなのかなと思った。エコのイメージはうざかった。
みんな感じることを同じなんだな~
原作は未読なので、原作の整合性については何とも言えませんが、わたしの中では、田宮が赤ちゃんを守るために自分を犠牲にするシーンですでにクライマックスを迎えてしまい、深津さんの演技だけでもこの映画に120点をつけたい気持ちです(^^)v
その分、そこから先のシーンの駆け足感が残念でならないし、そのわりに新一と村野さんのHシーンが細かすぎて、そこだけ浮いていたような感じがしました(((^_^;)
初々しい緊迫感はありましたけど(^^)
最後の殺人鬼のシーンも、ミギーの存在の表現だったのでしょうけど、取って付けた感が半端なかったように思いました
ちょっと詰め込みすぎだったのかな~
それでも、人間の存在、生きること、人間が持つ愛と人間の中にある悪魔と、たくさんのことが深く心の奥に響いてくる映画だと思いました
原作はパズルのピースではない
細部でも不満はあるが、一番納得できないのが、新一と村野の初体験シーンの一連。原作では村野は新一に何が起きているかの真実は知らない状態で、あくまでも死の恐怖に怯える新一が縋り付いたのを受け止める流れでドラマ的な必然性もあるし、時系列的な前後の流れも不自然ではない。しかし、今回の映画では後藤戦第一ラウンド後、すなわち新一に右手がない状態で唐突に村野が現れて、なしくずしにその場で結ばれてしまう。この状態の新一を無条件に受け入れるのは原作以上に二人の絆や村野の母性が強調されていなければ到底説得力など出てこないが、実際には完結編前半ではむしろ村野は空気気味で全然描写が足りていない。にもかかわらず意外に描写が念入りで喘ぎ声まで出させている始末。スタッフが橋本愛を脱がせたかっただけにしか見えない。
後藤の圧倒的な強さの描写が不足しているのも物足りないし、毒から放射性物質への改変も科学的には明らかにおかしな方に行っている。(物理的有害さと化学的有害さはメカニズムが違うし、タイムスケールも違う。)
深津絵里の好演は評価したいが、映画自体の出来は前編よりもかなり落ちると感じたのが正直なところ。
泣けたなっ
中学1年女子を連れ、完結編を観に行きました。前編でいろいろ衝撃を受け、グロい映像に興奮を覚えていたので、完結編はその上を超えれるか?と半分期待せず行きましたが、いやぁ〜おもしかったぁー!わくわく沢山しましたψ(`∇´)ψ
しかし、中学生という多感な年代が観れる映画というにも関わらずHシーンは少々長く感じたので…もう少しさらりと流してほしかったなと思いました。
結構、良作だった!
結論から言うと面白かった!
前作からの内容からして結構、今作には期待していたけど邦画とは思えない出来だと思いました!
ここからの感想は原作を読んだことのないものからの感想と思って受け取ってください。
メッセージ性が強く、深い作品だったのに上手くまとまっている作品だと感じました。しっかり内容があるので釘付けで楽しめました。
まあ、ここに関しては原作の内容が深いからこそだと思います笑
ただ、不要なシーンが多いですよね(・_・;
新一と里美があの場面であそこまでイチャイチャするシーンは必要だったのか?、最後の殺人鬼のシーンは必要だったのか?とまあ、ここら辺は周りの人の意見に同意ですね。
最終的に姿を現せなくなったミギーに助けられてミギー(;_;)てなるシーンは必要ですが、殺人鬼を登場させる必要はなかったと思います…
もう少しその時間を他のところの補足に使えたんじゃないかな?って感じました。
細かい点で疑問は生じますが、さほど気にはなりませんでした。
俳優陣の演技はバッチリです^_^
三部作でやれば、もっとわかりやすく脚本化できたかもしれませんね
原作も読んでみようと思いました。
愛は地球を救うのです・・・・
公開の翌日に東京郊外のシネコンで拝見しました・・・
前編に比べて内容が豊富で、山崎監督はアレンジが大変だった事でしょうが、良くまとめてあると感じましたね。
この作品で感じられるのは、女優さん方の演技が素晴らしい!!
・深津さんは最高。表情、声、アカデミー賞級でした。
知的、冷静、人類への思いやりがよく表現されてい
ましたね。
・新一の母親役の余さんも持ち味が良く出て感激!
・ヒロインの橋本愛さん、相変わらずの演技達者で
この作品の重要な場面、新一とのラブシーンが素晴ら
しいよ。荒れ、爛れ、病んだ物語りを和らげていまし
たね。現代の疲れ切った人類を「いやし」ている象徴
象徴的な情景でしょう。彼女の姿は聖母マリアと言っ
もいいでしょう。
ラブシーン不要論が多いようですが、この作品に欠か
せない貴重なものだと思います。
1作目ほどは
詰まんなくはないけど、一作目ほど面白くはないよ。
アクションが控えめで寄生獣と人間の関係を考えるストーリー重視になってた。
新井浩文が気持ち悪い役で出てくんの。見た目から寄生獣か人間かを判定する役。面白がって人殺ししてるから、解るようになったんだって後付されてた。
深津絵里が良かったなあ。無表情の演技すごい。本当に寄生獣が喋ってる感じすんの。それで少しだけ表情出して「あ、なんか、寄生獣も人間の心が少し解ったんだな」って感じをうまく出してた。
橋本愛がね、いいんだけど、なんか浮いてるっていうか。リアルな高校生ものだとはまるんだけど、SFみたいな話だと橋本愛は浮いちゃうかもね。
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