「ミギーが強い」寄生獣 完結編 Mandelaさんの映画レビュー(感想・評価)
ミギーが強い
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序盤は、映像としての怖さと先が予想できないままどんどん進んでいく展開に引き込まれる。
前作ラストから復讐に燃える姿に変わった、泉新一を演じる染谷将太も見事。
親子の一方が死ぬというのが続き、自分よりも大切な人を亡くした人間の狂気というのもテーマになっているように思える。
なぜ人間だけ他の生物を殺して良いのかということも含め、裏に隠されている問題の深い作品だと思う。
広川剛志には、実は人間だということと、寄生獣は人間のことだということの2度驚かせてもらった。
ただ、ミギーを切り離して逃げたあたりからの終盤はややだれる。
最後の浦上の行動の意図もよく分からず、ラストシーンではいつの間にか消えているのは気になる。
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