「深津絵里の存在感が際立つ」寄生獣 完結編 みかずきさんの映画レビュー(感想・評価)
深津絵里の存在感が際立つ
人間は食物連鎖の頂点に君臨し、生きる為に多くの種を捕食し絶滅させてきた。そんな人間を捕食する寄生獣が現れ人間社会を侵略していくが、人間の反撃を受け次第に追い込まれていく。
単なる人間と寄生獣の戦いで終わっていないのは、寄生獣のリーダー格役・深津絵里の存在の賜物。無表情の中に感情を込める出色の演技で、人間との共生に賭ける姿は説得力十分。虐めるなという台詞が奥深い。寄生獣も人間に滅ぼされる種であることを暗示している。
ともに他の種を捕食する人間と寄生獣。本当に残虐なのはどちらなのか?考えさせられる。
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