寄生獣のレビュー・感想・評価
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前編としては及第点で、後編に期待できる
90年代にヒットしたマンガ『寄生獣』の映画化。VFXには定評がある山崎貴が監督。
公開初日に観に行って来たが、昼頃の回で座席が半分ほどの埋まり具合。まぁまぁという入りか。
作品としては、本作は前後編に別れる前半部なので、トータルで見てみないと何とも言えないが、少なくとも前編だけ見れば十分に及第点というところ。
VFXはさすがと言えるのだが、山崎監督はVFX以外の部分でも、例えばカメラワークや構図なども腕がある。例えば、ラスト近くで田宮良子・後藤・広川の3人が、同じ部屋で収まっているのを建物の外から写す構図などは、素晴らしい。3人それぞれの持つ個性や方向性が、あの立ち方と立ち位置で表されている。何気に良いシーンだ。
ストーリーも、2時間以内で前半を収めるためにいくつかのエピソードを一つに纏めるなど、上手く整理できている。過不足なく無理のない展開だ。
後編まで5か月ほど空いてしまうが、期待して待っていたい。
あーあ
あまりに早足でダイジェスト版なのかと…後編のCMのつもりなのか…
「いろいろな制約があるんだ」て言い訳
するんだろうけど、納得できる作品が
「いろいろな制約」とやらで作れないなら
作らないでくれ。
このデキで原作ファンが納得すると
本気で思っているのでしょうか?
人それぞれ原作のエピソードに対する
思い入れは違うケド、「寄生獣」のストーリーの中でも1番核になる肝心な部分の
人間関係や展開をわざわざ原作から
かけ離したり、あまりにも簡単に
「処理」した印象で、イチ原作ファンとしてとても不愉快でした。
残酷描写やアクションシーンを多発すれば
センセーショナルだし話題性も高いで
しょうが、それを「寄生獣」で表現する
必要はないと思います。
スタッフ&キャストのみなさんのご苦労は
お察ししますが、他人に、特に原作ファンにはオススメ出来ません。
原作の大ファンです。
原作よりスケールの小さい話に着地しそうです。
元ネタのある山崎貴監督作品はその傾向が強いと思います(笑)
原作を完全に再現するのは到底不可能だと思いますので、そこには期待をせずに観賞しました。
以下、良かった点と悪かった点をあげたいと思います。
良かった点
・島田の造形は東出君の曲者感もあいまって素晴らしかったと思います!顔の割れ方も完璧!
・パラサイトの戦闘で重い物を振り回している感じはリアルだなーと。実際のパラサイト同士の戦いはあんな感じだろうと思いました!
・Aと母親を乗っ取るパラサイトを同一人物にしたのは上手いと思いました!
悪かった点
・バディムービーになっているので後藤戦のミギーの行動にカタルシス出ないと思います…あのミギーが!ってならないよなぁ。
・パラサイトがことごとく間抜けに見える。田宮は人が大勢集まる場所であんな目立つ事しません。教師になれるほど人間社会を理解してるとは思えない。
ミギーも基本的に人前であっても目立つ造形になっているが残念。そんな格好じゃばれるよー(笑)
・アーチェリーっすか…左手でパイプ持ってましたけどわざわざ警察に指紋とらせるんですね。人間にバレたらモルモットにされんちゃうんすかwミギー迂闊すぎ。原作通り投石じゃ悪かったんですかね?
あとパイプだけじゃ真っ直ぐ飛びもしないですよ。
・母親が守ってくれたってその表現はダサいと思いますけど…
・シンイチが親殺しになっちゃった。尺の問題で仕方なかったんでしょうけど[やっぱり君が殺しちゃいけないと思う]んです。仕方がないとは思いますが…
・犬を木に埋めるシーン入れてあげて…シンイチは残酷になっただけに見えちゃうよ。
とまぁ個人的には良くも悪くも山崎貴作品だなーと思いました。
島田戦で村野にミギーを見せていたので原作のラストに繋がらないような気がしてますが予告ではなぞってたんでどう着地させるのかな?
今回は微妙だったので後半巻き返してくれる事を願っています。
お腹いっぱいの108分
想像以上に面白かった。
たぶん数ある原作の実写作品の中じゃトップクラスの出来。
観る人の観点によって違うと思うが原作ファンの自分から見ても納得のいく実写化でした。
一つの娯楽作品としてよく仕上がっていると思うし、時間の為か多少の薄さは感じられるものの原作のテーマの外すことなく捉えている。
それに加えて新一の家が母子家庭だったり、里美の名ゼリフの位置があの場面に変わってたり実写特有のアレンジも沢山盛り込んであるが違和感もなく逆に良かった。
原作にはない展開や設定の変更が逆に映画を良い方向へ導いていると感じた。
多分、低評価の人はこの辺が許せなかったんだろうが自分的にはとても良いアレンジだった。
原作通りだったら逆に萎えてたかもしれないw
確かに原作を知ってる方からしてみれば阿部サダヲのせいかミギーが可愛すぎる。(ホントにかわいい…)
でもそれはそれでまた良かった気がする。
新一を演じる染谷将太の演技力も凄く原作のイメージを掴みつつ完全に自分のモノにしていた。
里美役の橋本愛もイイ感じで現代っ子になってた。
田宮良子役の深津絵里は最初はイメージ違いだったが第一声で原作の田宮と姿がダブった。
そして個人的には島田役の東出昌大が良かった。特に美術室のシーンは怖かった。ホントに怖かった…。
彼が一番パラサイトっぽかったな…
VFXの完成度も高く、原作の描写をよく表現していた。
残酷な描写も微妙な案配で原作の魅力を損なわず実写でも観るに耐えれるものになっていた。(少なくとも自分は)
本当に108分があっという間に感じられ、余韻も半端ない。
早く続きが観たい。
完結編への煽りが凄まじく良かった。
早く観たくて仕方ないw
欲を言えば島田の活躍をもう少し見たかったので五つ目の星は半分で。
原作の下手糞なコラージュ
尺の関係もあるのだろう、主人公の設定を大幅に変更、時系列を再編し、原作のエピソードをミックスしている。
VFXは素晴らしい、適度なグロもあり、お手軽デートムービーとしてはそれなりに成立しているだろう。
原作にあった叙情性や問題提起をここまで薄っぺらくするとは逆に大したものだ。
言いたいことは色々あるが、主人公の母親とのエピソードだけはどうしても私には許容できない。最低の改変だ。
原作ファンはTV放映中のアニメの方が余程納得出来るかも知れない。
名場面をきっちり入れている
漫画を読んでいる方には分かる名場面が確実に入れられている感じ。寄生獣の持つ魅力をうまく引き出しているのではないでしょうか。7歳の息子を連れて行ったけど、いいんんでしょうか?!個人的には、良作だからいいと納得してます。
後半も楽しみです。
結構グロい。
原作は未読です。
PG12と記されてますが、個人的にはR-15相当だと思います。(笑)
首が切断されたり、胴体が切断されたり、まぁ、物語上なのかもしれませんが、結構グロく思いました。
後半、学校の美術室の東出昌大のパラサイト!あれはヤバイw あの不気味な笑みw正直気持ち悪かったです。(笑)
ただ疑問に思うのがどうして美術室でヒロインだけが生き残ったのかちょっとよく分からなかったですw ヒロインの友達の胴体切断シーンはえぐかった…(>_<)
あと最後に染谷さんの演技、VFXは素晴らしかったです。
続編は来年の4月にあるみたいです。続きが気になる終わり方だったので観に行こうと思ってます。
90分が3時間にも感じた
ヤマトやドラえもんなどもはや全く期待感のない山崎監督が名作漫画の「寄生獣」を撮ると言うことで公開まえから既に絶望的な気持ちでいた。その予感は的中。90分の映画が3時間にも感じた。原作から設定を変えていて、話を上手く端的にまとめてはいた。それは許せるが‥やはりこの監督はいつも原作が持つ「本質部分」をまったく理解出来ていない。
表面上だけでとらえてお得意のVFXで作るから作品自体が薄っぺらい。
そもそもなぜ寄生生物の中でミギーだけがあんなに感情豊かに設定を変えるんだ?ミギーがあれだけ感情豊かなら他の寄生生物も感情豊かにしないと可笑しいし‥また寄生生物に乗っ取られた母親の体に息子を守る心が残っているのも可笑しい。あれをやるなら、「偶然そんな感じになったのか、母親が守ってくれたのか‥」みたいなあやふやな感じで見せてくれたらまだ良かった。ミギーのギャグも客を笑わせようとミエミエで笑えたなかった。ミギーのCGも安っぽく浮いていた。原作から設定を変えるのは良いが、原作を超える心意気で変えて欲しい。時間の関係や商業的な事で原作以下に設定を変えるのはやめてほしい。この監督はVFXだけ作っていればいいんだよ。監督なんかしちゃいけない。あれだけ良いキャストやスタッフを使いながらこの出来なんて恥ずかしいと思わないのか?監督やるなら、技術より感性の向上を心掛け手ほしい。この監督は監督っていうより職人気質でCGとか作らせておいた方が良いんじゃないか?アニメの方がお勧めです。
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