「90分が3時間にも感じた」寄生獣 zzさんの映画レビュー(感想・評価)
90分が3時間にも感じた
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ヤマトやドラえもんなどもはや全く期待感のない山崎監督が名作漫画の「寄生獣」を撮ると言うことで公開まえから既に絶望的な気持ちでいた。その予感は的中。90分の映画が3時間にも感じた。原作から設定を変えていて、話を上手く端的にまとめてはいた。それは許せるが‥やはりこの監督はいつも原作が持つ「本質部分」をまったく理解出来ていない。
表面上だけでとらえてお得意のVFXで作るから作品自体が薄っぺらい。
そもそもなぜ寄生生物の中でミギーだけがあんなに感情豊かに設定を変えるんだ?ミギーがあれだけ感情豊かなら他の寄生生物も感情豊かにしないと可笑しいし‥また寄生生物に乗っ取られた母親の体に息子を守る心が残っているのも可笑しい。あれをやるなら、「偶然そんな感じになったのか、母親が守ってくれたのか‥」みたいなあやふやな感じで見せてくれたらまだ良かった。ミギーのギャグも客を笑わせようとミエミエで笑えたなかった。ミギーのCGも安っぽく浮いていた。原作から設定を変えるのは良いが、原作を超える心意気で変えて欲しい。時間の関係や商業的な事で原作以下に設定を変えるのはやめてほしい。この監督はVFXだけ作っていればいいんだよ。監督なんかしちゃいけない。あれだけ良いキャストやスタッフを使いながらこの出来なんて恥ずかしいと思わないのか?監督やるなら、技術より感性の向上を心掛け手ほしい。この監督は監督っていうより職人気質でCGとか作らせておいた方が良いんじゃないか?アニメの方がお勧めです。
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