劇場公開日 2015年8月5日

  • 予告編を見る

「クレアの腹周りがアワサム!!」ジュラシック・ワールド よしゅさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0クレアの腹周りがアワサム!!

2015年8月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 最っっ高だった!!!

 前半の「行ってみたい!!」と心躍らせるテーマパーク描写の、細部まで考え抜かれたアイデアの数々(あと4~5回観て隅々まで確認したい)。そこからの後半「やっぱり、やだ、恐い・・行きたくはない」と思い直すパニック描写の巧みさ。しかし最後には大迫力の巨大恐竜達の大戦闘シーンに大興奮!!!3D映画の醍醐味とはまさにこれ!!

 この監督は全てを理解しているという確信を抱いて映画館をあとにした。『ジュラシック・パーク』という作品は、SFであり、動物の飼育・管理・生体実験というテーマを内包しつつ、当然パニックムービーであり、そしてなにより「怪獣映画」なのだ。過去2作の失敗は、そのうちのどれかに偏った結果、パッとしなかった。

 一作目からのオマージュ(敬意と引用)も単なるファンサービスに留まらず、ストーリーの展開に上手く役割を与えられていた。日付や時間を無闇に経過させなかったり、こういう手際の良さを「ジェットコースター的」っていうんだよ。1つのアクシデントが段々と大事になり被害が広がっていく様など、スピーディでノイズがなく進めた。それは説明やリアクションを必要最低限に留めているから。「ウソでしょ!?」とか「まさか!」なんていうのは客に言わせりゃいいの!細かい設定を理解できない客は置いてきゃいいの!二度目三度目で気づくからいいの!矛盾は展開の早さで気にさせなきゃいいの!

 そして、それら全てを置いて何よりも良かったのが、クレアの腹回り!!あのタンクトップ姿が全然セクシーにならないダブついたお腹は、彼女の取り繕っていた外見。真っ白でしわ1つない上着を一枚脱いだらぶよよん。海兵隊上がりの屈強なマッチョメン(オーウェン)と並ぶと、それがさらに際立つ。そんな彼女が偉そうにしている前半と、アクシデントに焦る中盤、そして改心し甥っ子たちの為に奮闘する後半の姿が素晴らしい!!

 またこのオーウェンのヒーローっぷりも素晴らしい。のだが、稀代の喜劇役者クリス・プラットを起用しといてこのボケさせなさは生殺しか?同じことはオマール・シーにも言えて、彼なんて俺エンドクレジットまで気づかなかった・・・。全編に渡ってユーモアに溢れているから、笑いが苦手というわけでは決してないと思うので、そうした見え透いた笑いを避けているのかな。それなら◎!!

 とにかく今日はIMAX3Dで観たので、あとはMX4Dと2Dで観て、4Dと3Dでもう1回ずつ、最低でもあと4回は観る。

よしゅ