インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌のレビュー・感想・評価
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着飾らない歌。
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持ち物は一本のギター、と名もなき猫。
舞台は1960年、NY。大志を抱く事もなく、日々を受け入れて変わらない日々を過ごす。
主観的な映像が少しずつ変わらない日常の中にある変化を捉える。
レコードの売れ枚数以外で結果をはかる事が出来ない姿は時代を感じさせる。必死でPCにしがみついてプロモートを行う現代のミュージシャン達が感情移入するのは難しいだろう。
歌声、雰囲気共にオスカー・アイザックは素晴らしい。またキャリー・マリガンの毒舌っぷりが最高に良い。受け身の男性にはたまらないだろう。もちろんジャスティン・ティンバーレイクの歌声も。もっとセッションしてほしかった。
「シュガーマン」よりもキャストに力があるが、そもそも題材にしている男の知名度が低いので、どこまで広がって行くのか楽しみ。
映像や佇まいは素晴らしいが…
60年代のヴィレッジの空気感が伝わってくるような端正な画作り、素晴らしい音楽、でもなんだか全くツキに見放された主人公。
ツイてなさっぷりに我が身を重ねて見たものの、スッキリはしなかったな…
最後にちょっと良い予感はあるけどね。
しかし、キャリー・マリガンが最高。
キュートだけど、浮かない顔してて、4 letter words連発で罵倒するとことかもうね…
思わず「罵倒されたい…」と思いましたよ、えぇ。
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