インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌のレビュー・感想・評価
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何度も反芻して楽しめるスルメのような映画
悲しくて笑えるというのは矛盾していますが、トホホな男のトホホな日々を描いた映画なのです。淡々としていて、決してドラマティックではない、ロードムーヴィーのような映画とも言えます。
とは言え、1961年のグリニッジヴィレッジのライブハウスの雰囲気がリアルに感じられて楽しいし、コーエン兄弟の仕込んだ小ネタが満載で、観終わった後、いろいろ思い出して、また観たくなります。
後でいろいろ語り合うためにも、猫好きの親しい人と一緒に見に行くことをお勧めします。
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着飾らない歌。
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持ち物は一本のギター、と名もなき猫。
舞台は1960年、NY。大志を抱く事もなく、日々を受け入れて変わらない日々を過ごす。
主観的な映像が少しずつ変わらない日常の中にある変化を捉える。
レコードの売れ枚数以外で結果をはかる事が出来ない姿は時代を感じさせる。必死でPCにしがみついてプロモートを行う現代のミュージシャン達が感情移入するのは難しいだろう。
歌声、雰囲気共にオスカー・アイザックは素晴らしい。またキャリー・マリガンの毒舌っぷりが最高に良い。受け身の男性にはたまらないだろう。もちろんジャスティン・ティンバーレイクの歌声も。もっとセッションしてほしかった。
「シュガーマン」よりもキャストに力があるが、そもそも題材にしている男の知名度が低いので、どこまで広がって行くのか楽しみ。
映像や佇まいは素晴らしいが…
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