ローン・サバイバーのレビュー・感想・評価
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目を逸らすな、この現実から。
いやー、とにかく痛い描写満載でした。
題材上、グロテスクな描写は満載なので
その辺りに耐性のない人は要注意。
「~夜は明ける」くらいの作品を最後まで
目を逸らさずに見られる人なら大丈夫かと。
予告である程度の展開予想は付いてたんですが
いざ本編観てみると予想以上でしたね…。
じわじわ追い詰められていく展開ではなく
あっという間の窮地への転落。
応援部隊は一発目が被弾して半壊しもう一隊は離脱せざるを得なくなる。
二発目は要請が出せないためにまさかの素通り。
一人、また一人と倒れていく仲間。辛い…。
そして一人になってからのまさかの展開。
現実は小説よりも奇なりとはよく言ったもの。
こういう実話にお涙頂戴みたいな展開は要りませんね。観れば分かると。そんな感じです。
「俺の半分は兄弟達と共にあそこで死んだ。
だがもう半分は兄弟達によって生かされている。」
このメッセージは非常に秀逸。
平和な日本では目にすることがまずない戦争の現実。
その現実のそこにある場所、そこにある時間で、人は、何を見、何を感じ、思うのか。
目で見て、知っておくべき作品だと思います。
ネイビーシールズの活躍と悲劇
戦争映画の括りで片付けられないかも
しれないが、個人的には傑作の部類に
入ると思う。実話を元にした作品であり
ストーリーは荒い部分もあるが、
シールズのタフさ、戦闘のリアルさ、
そして作戦の陰にある何故こうなったか?
という謎かけには答えている。
テッドでとぼけた演技で笑いを誘った
マーク・ウォールバーグがシリアスな
主人公マーカスを演じています。
着弾シーンや、甲高い発射音など
リアリティが溢れていて見応えあり。
また、アフガニスタンで多用された
RPG(携帯型ロケット)による攻撃も
重要なファクターである。
偶然と偶然が重なり、進む物語。
正直、コブラ(戦闘ヘリ)無しでは
RPGの的になるのは判っていたし
案の定、救出メンバーを載せた
ヘリは撃ち落とされる。
正に、地獄からの天国の糸が
断ち切られる絶望感。
その中で、生き残るシールズ魂を
具現化する主人公マーカス。
仲間を一人一人無くした、
不屈の精神で帰還する。
確かに戦争映画は国家、軍隊礼賛的な
側面もあり、いやらしさも感じるが
今回の作戦で犠牲になった3人にも
家族と生い立ちがそれぞれに
描かれている
エンディング後の写真が悲しみを誘う。
圧巻の戦争映画
アフガン、たった一人の生還が原作の、ネイビーシールズ創設以来の大惨事レッドウィング作戦を映画化したもの。
感想は正直に素晴らしい映画だったと思う!アメリカではあまり評価は良くないみたいだけど、ノンフィクションとは思えないほど見どころがたくさんある映画でした。
映画の見どころは次々にシールズに襲いかかる選択と危機。
やはり一番大きな選択はヤギを連れた一般住民を殺すか殺さないかの選択だったんでしょうね。その後の展開は助かるかな?と思えばすぐに絶望的な状況に追い込まれて、息もつく暇ない映画でした。
彼の生還はヤギとの遭遇に始まり本当に奇跡と言えるもので、仲間の犠牲、アフガンの村人の助け、仲間の救助、このどれがかけてもあの壮絶な状況から生還する事はできなかった。マイクの救援を求めるための決死の覚悟で崖を上って行く姿にも感動したが、やはり最後の勇気を持って立ち上がった村人の姿には一番感動しました。
ミリタリー系の映画にはあんまり興味がなくて、銃器の名前なんて知らないし、暇つぶし程度に見てみた映画だったけど。
個人的にはだいぶ好きな映画でした。
映画館で見ても損はない映画だとおもいますよー!
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