「ネイビーシールズの活躍と悲劇」ローン・サバイバー としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
ネイビーシールズの活躍と悲劇
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戦争映画の括りで片付けられないかも
しれないが、個人的には傑作の部類に
入ると思う。実話を元にした作品であり
ストーリーは荒い部分もあるが、
シールズのタフさ、戦闘のリアルさ、
そして作戦の陰にある何故こうなったか?
という謎かけには答えている。
テッドでとぼけた演技で笑いを誘った
マーク・ウォールバーグがシリアスな
主人公マーカスを演じています。
着弾シーンや、甲高い発射音など
リアリティが溢れていて見応えあり。
また、アフガニスタンで多用された
RPG(携帯型ロケット)による攻撃も
重要なファクターである。
偶然と偶然が重なり、進む物語。
正直、コブラ(戦闘ヘリ)無しでは
RPGの的になるのは判っていたし
案の定、救出メンバーを載せた
ヘリは撃ち落とされる。
正に、地獄からの天国の糸が
断ち切られる絶望感。
その中で、生き残るシールズ魂を
具現化する主人公マーカス。
仲間を一人一人無くした、
不屈の精神で帰還する。
確かに戦争映画は国家、軍隊礼賛的な
側面もあり、いやらしさも感じるが
今回の作戦で犠牲になった3人にも
家族と生い立ちがそれぞれに
描かれている
エンディング後の写真が悲しみを誘う。
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