「ストーリーが決定的に弱い」ローン・サバイバー うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーが決定的に弱い
実話をベースに映画化したものらしい。
『ブラックホーク・ダウン』などがお好きな方なら、気に入るかもしれません。
もともとは、タリバンに抵抗する土着の民族がいて、シールズの部隊を匿って抵抗してくれたという感動のお話を展開したかったようだが、その結びつきを詳しく描いていないことから、唐突に表れ、なぜかアメリカ兵たちを命懸けで守ってくれるという不思議なストーリーになっています。
戦闘も、会話もリアルに描いてあり、タリバンと民族はもともと対立していたようですが、区別がつきません。
そもそも、主人公たちが属する部隊の、任務が何で、どういう困難が伴うのかという作戦に関しての詳しいブリーフィングがなされていないので、観客は置いてきぼりです。
ただ、戦闘が始まってからの決死の銃撃戦や、岩肌を転落する描写が非常にリアルで、見ている自分まで首をすくめてしまったほどでした。
編集で、主人公が病院に収容されるところから始まるので、ネタバレもいいところ。「そこは先に見せちゃいかんだろう」と思いました。
コメントする