「アフガンの村人の掟」ローン・サバイバー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
アフガンの村人の掟
クリックして本文を読む
多数の犠牲を出した最悪の作戦だから失敗すると分かって観る戦争映画は辛い、何故マーカス兵曹は生き延びたのかは、映画の冒頭で延々見せられる過酷な訓練、精神力は肉体を凌駕すると鍛え抜かれたシールズだからと思いきや、村人の掟「パシュトゥーンワーリー」でしたという話。
任務の最中でも無駄話ばかり、髭を生やしていて老け顔だが全員20代の若者たち、実戦経験も少ないのだろう。タリバンの首謀を狙える状況で本部の上官に狙撃許可を求めるも無線は使えずもたもたしている間に潜伏失敗で敵の衛星電話を使うも指揮官は仮眠中というお粗末、実戦は訓練やマニュアル通りでは立ちいかないと言いたいのだろう。潜伏がばれるのもたまたま山に来た村の山羊飼いだしマーカスを助けるのもたまたま水辺に来ていた村人という皮肉、馬鹿な軍隊よりタリバンと戦うアフガンの村人の方が立派に思える映画でした。もっとも最後の救出での戦闘は実際には行われず脚色らしい・・。
コメントする