「Be never out of the fight」ローン・サバイバー everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
Be never out of the fight
4人のSEALs 対 200人余りのタリバン勢
あれだけ鍛え上げ、選ばれしSEALsだからこそ、あそこまでの体力と精神力ですが、それをもってしても、地元民の慣れた足取りには及ばないのですね。
若い命と美しく恵まれた肉体が、数日の戦闘で呆気なく散ってしまい、その痛々しさに涙が出ました。
米軍からすれば、志願者を減らしたくはないので、撮影に協力するとなると、どんな失敗でも英雄視せざるを得ないのでしょう。特に自らを危険に晒してでも「明らかに敵視する民間人」すら無傷で見逃したんだという「正しい決断」は、唯一の生存者Luttrellにとっても強調したい点だと思います。
Luttrellを命懸けで救うGulab。
その動機を、Pashtunwaliだから、という簡単な説明ですが、敵から他人を守ることだけが掟ではないです。たとえ敵であっても自分の屋根の下にいる限り弱者・敗者を許し情けをかけるというのは、掟の1つNanawatai (providing asylum) に過ぎないのです。それも本来なら助けを求められた時のみのようなので、その点Gulabは大変勇敢です。
しかし最初の3人の村人は、もしかしたらGulabの親戚や友人やご近所さんって可能性もありますよね??もしこの3人の民間人を傷付けたり、殺したりしていたら、米兵を「敵から逃げる弱い立場の者」とは見なさず、敵討ちとして殺していたかも知れません。だってBadal (revenge) (目には目を)も掟で認められているのですから。NanawataiとBadalなら、前者が勝るみたいですが、とにかく(男とその一家の)名誉を重んじるための掟なので、どれだけ名誉毀損と捉えるかなのでしょう。山間部の厳しい環境で生きており、自立した誇り高き民族だから、自衛力もあるのです。よそ者のタリバン兵にも出て行って貰いたかったのではないかしら。
だから、もし民間人を人質にしていたら、4人がこんな目に遭うこともなかっただろうけど、民間人に助けても貰えなかったかも。全て結果論ですが。
Frankieって呼ばれて、新米Pattonに最初の任務(テーブルの後片付け)を与える人がLuttrellご本人だそうです。
劇中の描写では、射撃術は圧倒的にSEALsが格上で、タリバンが殺した米兵の数より、彼ら4人が殺したタリバン兵の方が多いです。戦場となった地質同様に、戦争は不毛だと改めて感じました。
everglazeさん
お忙しい中、詳しく書いて頂き申し訳ありません。
画像も載っていました 👀
コーヒーを溢れさせた方なのですね 💦
出演を打診されたのでしょうけど、ちょこっと出ながら案外目立つ役でしたね 😅
everglazeさん
コメントへの返信を頂き( 他作品への共感ポチも )有難うございます。
飲み物の入ったグラスをわざとテーブルに倒し立ち去った人、ではなくそれを片付けるように言ったテーブルに座っていた人、でしょうか ??
観たばかりなので、そのシーンは覚えています 👀