劇場公開日 2014年8月8日

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「悪夢のような95分」STAND BY ME ドラえもん よねさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0悪夢のような95分

2018年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

とにかく悪夢のような95分。これほど下劣で狡猾で純粋さの欠片も見当たらない映画はなかなかないと思います。
そもそも「さよならドラえもん」他アラフォー達が少年時代に慣れ親しんだエピソードをそのままCGにする、そんなお話が次から次に読めてしまう映画に何の意味があるのか。映像に語らせず全てをセリフとモノローグで説明してしまう相変わらず下世話な山崎演出にうんざりすることは想定内でしたが今回はとにかく何もかもヒドイ。さらには物語の中で一番キュートで愛くるしいのがオトナになったジャイ子なので、未来からドラえもんが来る必要もない。キャラの表情や仕草で何も表現しないから画面からは何も伝わって来ない一方で、お盆の上でゆらゆら揺れる麦茶のコップ、タケコプターでの空中散歩、『マイノリティ・レポート』から丸パクリの未来の都市交通網とかをドヤ顔で見せつけられてもアクビしか出ません。

よね