「前のシリーズと続き物の体裁を整え、これから新しいシリーズを始めるためのつなぎの作品。内容的には物足りないかも?」X-MEN:フューチャー&パスト Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
前のシリーズと続き物の体裁を整え、これから新しいシリーズを始めるためのつなぎの作品。内容的には物足りないかも?
時系列的には「ファースト・ゼネレーション」の続編、「ウルヴァリン・ゼロ」の前の話です。
他の「X-MEN}シリーズ物の他の映画はほとんど関係なしです。
内容的には過去と現在をいったりきたりする2重構造のストーリーで、「ターミネーター」みたいな感じでした。
「ターミネーター」ならいいのだけれども、敵がロボットというのは「XーMEN」シリーズとしてはあまりよくない。
「X-MEN」シリーズで一番見たいのは、能力者どうしの個別の戦い。
前作「ファースト・ジェネレーション」では、個別の戦いに加え、歴史上の事件と、ストーリーが絡んでくるのが面白いところだった。
本作では、多少申し訳程度に入っていたけど(ベトナム戦争、ケネディ大統領暗殺、ニクソン大統領そっくりさんなど・・・)小ネタ的扱いで、ストーリーに絡んでこないのが残念だった。
主役はまたいつものとおり、ウルバリンに戻ったけど、ミスティークが大活躍していて、ヒロインではないけど、準主役級の扱いだった。
これからの新シリーズは、この二人中心になるのかもしれない。
ちなみに「ありの~ままの~姿みせるのよ~」的なことは「ファースト・ジェネレーション」のミスティークが元祖だと思う(「アナ雪」のエルサがX-MENだったら、エルサの方が先だけど・・・?)
それからすごく気になったのが、唐突に出てきて、すぐ出なくなった、クイック・シルバー。
あの「SPEC」のニノマエみたいな能力(パクリ?)はすごい。
あの能力なら、今のところ、X-MEN最強。
全員で戦っても勝てないと思う。
プロフェッサーXには負けるかもしれないけど、マグニートーがいつもかぶっているヘルメットのアイテムがあれば勝てる。
次作以降の伏線かもしれないけど、クイック・シルバーがもっとからんでくれば、さらに面白かったと思う。