劇場公開日 2014年5月30日

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「未来から過去へ、過去から未来へ、受け継がれる希望」X-MEN:フューチャー&パスト 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5未来から過去へ、過去から未来へ、受け継がれる希望

2014年6月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

「XーMEN」シリーズ最新作。
ただの新作ではない。
旧シリーズと新シリーズが時を超えてコラボする豪華版!
ヒーロー同士のコラボが流行りなら、同じ「XーMEN」同士、「アベンジャーズ」しようぜ!…って事か!?(笑)

2023年、ミュータント殲滅を目的に開発された兵器“センチネル”が人類にも牙を剥き、世界滅亡の危機。それを阻止すべく、センチネルが開発された1973年にウルヴァリンの魂が送り込まれる…!

ウルヴァリン、プロフェッサーX、マグニートー、ストームが姿を見せる序盤からワクワク!
過去の危機、未来の危機が交錯。こんがらがる事なく、相乗効果でハラハラドキドキを盛り上げる。
アメリカ近代史と絡めたストーリー。あの歴史的事件の真相は…!
オールスターキャラクターが織り成すアンサンブル劇、嬉しいサプライズ出演も!
過去シリーズへのリンクネタ…。
もう面白いという言葉以外見つからない!

メインとなるのは、ウルヴァリン、プロフェッサーX、マグニートー、ミスティーク。特に、ウルヴァリン以外の若き3人のドラマが要となる。

ミュータントを敵視する人類を憎む気持ちは同じでありながら、実力行使するマグニートーの思惑、ミスティークの葛藤。彼らの行動が未来への明暗を分ける。

後に優れた人格者になるとは思えない絶望に陥った若きプロフェッサーX。
友との決別は辛く苦しい。過去へ縛られたままになる。
過去を断ち切るのは容易くない。まだ見ぬ未来は不安でもある。
しかし、未来は変われる。正しき判断、相手を信じ、希望を持つ事で。
かつて自分を導いてくれた師をウルヴァリンが導く。
大人たちの苦みある経験が、迷える若者たちへ、希望ある未来を教える。

ベテラン〜人気絶頂〜若手注目株、オスカー受賞者にノミネート経験者…長きに渡って続くこのシリーズだから実現出来た夢のような共演。
それにしても、ミスティークがいつの間にやらシリーズを代表するヒロインに。演じる人が変わればこうも違う!?
クイックシルバーは出番は少ないがナイスな新キャラ!

辻褄が合わない点、説明不足な点、強引な点もある。
だけど、それらを差し引いても、最高のエンターテイメント!
今年は稀に見るヒーロー映画の当たり年!
「アナと雪の女王」ばかり見て、本作を見逃すなんて有り得ない!

惜しまれるは、地元の映画館では吹替のみの上映だった事。
だって、吹替は…。

近大
かつさんのコメント
2020年7月6日

いろいろ調べる限り、ウルヴァリン samuraiもなかなか矛盾の多い作品みたいですね(笑)

かつ
としぱぱさんのコメント
2014年6月9日

近大さん
こんにちは。
私も昨日観てきました。

近大さんとは逆の評価に鳴っしまいました。
多分、このシリーズの楽しみ方の違いかも
しれませんね。

それにしても予告観られましたか?
あれって何なんですかね。
鉄のマグニートに対する
石の女?
それともジーンのような力か?

わかりにくい・・。

としぱぱ