劇場公開日 1983年6月4日

「やっぱり優作は素晴らしい」家族ゲーム もんしーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5やっぱり優作は素晴らしい

2013年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

『失楽園』以来の森田芳光作品鑑賞。内容は、簡単に言えば、松田優作演じる家庭教師がある家庭に入り、掻き乱し、変化をもたらすというものだ。想像していたトーンとは多少異なり、全体的に淡々としていた。監督のメッセージを明確に読み取ることはできないが、「クラスでの順位が一つ上がったら一万円というのはどうだ」という家庭教師に対する父親の言葉から、人間の本質を無視して"生産ロボット"を製造する世の中の親たちを皮肉っていることは理解できる。

それにしても、言うまでもないが、松田優作が素晴らしい。あの独特な話し方には自然と引き込まれてしまう。この役ができる他の俳優を想像するのは相当難しいだろう。

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もんしー