「バイバイ、バチスタ。」チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
バイバイ、バチスタ。
TVシリーズ版、映画版、と観てきたファンとしては、
え~?ホントに終わっちゃうの!?という残念な最終回。
でも…そのうちスペシャルドラマ枠でやりそうだけどな~^^;
映画版をTV版の出演者で構成しているので大変観易かった。
何といっても今作で大ブレイクしたのが白鳥役の仲村トオル。
彼の繰り出すグッチー節♪が聞けなくなるのは本当に残念だ。
田口役の伊藤淳史と合わせて名(迷?)コンビだった二人、
ドラマではかなりしつこい(4の螺鈿迷宮とか)演出の謎解き
までの引っ張りがあったけど、やはり映画ではズバッと解決!
意外な犯人像であれど、その原因自体に考えれば考えるほど
医師はどちらを選ぶべきだったのか?が一概に言いきれない。
助けるべき命はすぐ目の前にあって、少しでも早くと望むのは
誰もが同じ想いに行き着くことから本当に難しい問題である。
冒頭でいきなり敬礼するグッチーがお笑い要素として出てくる
ご愛嬌に始まり、それをじっと見つめるすみれ先生、院内には
ジェネラル速水のチーム♪、滝沢・和泉とオイシイとこだらけ。
全部出してきましたね~と言わんばかりの最終回大サービスに
いや、もうリヴァイアサンの有効性も霞むほどだった(冗談です)
もともとこの画期的な死因究明システム(MRI)のお披露目式が
メインになるはずだった東城医大、その頃、医療関係者9人が
密室で変死体となって発見される事件が起こり、ハーイ我らが
嫌われ者・白鳥が参戦、グッチーの前には女性ジャーナリスト。
いよいよ真相究明だ!と気合が入る。
難事件を解決するためにもリヴァイアサンは有効活用されるが、
お披露目式であの白鳥が窮地へと追い込まれる。初めて白鳥が
うなだれて頭を下げる姿を見たので?かなりショックだった。
この〆は最高に面白かった。その後の巻き返しと緊急事態から
一致協力体制に運ぶ素晴らしさ。メンバー其々が一丸となって
患者を救う姿を最後に東城医大で観られたことが何より嬉しい。
さて、白鳥とグッチーの今後はどうなるんだろう。
立場が逆転したかのようなラストの二人のやりとりは楽しかった。
(またスペシャル版で帰ってきてね。それまでバイバイ、グッチー)