「監督・製作陣は土下座レベル・Ωがはるかにマシに見えるレベル」聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY ドル札さんの映画レビュー(感想・評価)
監督・製作陣は土下座レベル・Ωがはるかにマシに見えるレベル
原作ファン・アニメファンの期待を見事に裏切り、一般の観客がほぼ全員アテナエクスクラメーションという反則技を生身で受けられる絶望的な映画です。
若干目の大きいFFライトニングさんが多数、性別を偽って出演の上変装を楽しんでいます。
外面だけでなく内面も全員ホストコピーという斬新さ。
ストーリーをまとめると
『ディズニーの悪乗りを取り入れた髪型の崩れないFFホスト共とヤングな天然乙女ご一行様がアメコミだよ全員集合、YOSHIKIも来てくれてありがとうでも字幕後描写がまさに悪夢でした』
です。
キャンサーの件に至ってはもはや積尸気冥界波を食らいつつシュラにエクスカリバーを被せられ、童虎老師と春麗に背後から闇討ちされる紫龍くらいのダメージです。
この映画に関わったすべてのスタッフに言いたい、お前たちは無能なの、多分ひとりとして原作見てないのでは?
あとバックミラー越しの位置がおかしくないか?(見間違えだったらゴメンね)
・最初に城戸沙織が乗っている車、ミラー越しに見る相対位置が違うと思うんだ(上座に座っているはずの城戸沙織がバックミラー越しにみると下座側に座ってる)。見間違えだったらすまん、だが他の出来に比べればはるかにマシな間違い。この映画の公開が間違いであってほしいと願う。
・星矢/紫龍/氷河/瞬/一輝よるのホストそのものの性格で全員言動が軽すぎる
・アテナの衣装は極めてカジュアルしかもショートカットとGショックとかないわ、しまむらで揃えたの?
・大杉漣のクソみたいな辰巳に絶望した、そういう意味ではアテナのももクロはまだマシ
・初回の橋の上の攻撃で、一般人も救出しろよ無能聖闘士ども
・城戸沙織は最後まで不思議ちゃん設定で一般女性に『バカでもアテナになれるみたいなクソ印象』を刷り込みすんなよ。アナと雪の女王のような『そのままのわたしでOK』=『プレゼンあるけど準備しないで手ぶらで用意なく臨んでOK、それが女性らしさ』などと誤認識させたいの?
知性と母性と高潔さに美しさを備えているからアテナだろ、脚本家の無能さがギャラクシアンエクスプロージョン並の破壊力
・さらに重ねて、沙織を背負ってる時に「重い」発言で沙織が怒りの炎とか無能の上塗りがアナザーディメンション
・寒いはずなのに誰一人として吐息が白くない
・城戸沙織の寝間着がニットとかねーよ
・どうやら城戸沙織は中華街の近くにすんでいて、矢を打った聖闘士を中華街に始末しに行く一輝さん。
・あれ?そういえば矢はアテナの心臓を貫いたんじゃなかったっけ?なんで白羊宮でムチ打ちになってから、右肩にコスモ吸い取られる刺青いれられてんの?(ちがうんなら描写が悪いと思うんだが)
・アルデバランは鼻輪してるし飯食ってナイフ折ってから正月の一発芸人のやるテーブルクロス引き
・ムウ様は下渕メガネとか老眼かよ
・キャンサーは刺青だらけで、スタッフの悪乗りが極まったらこうなるのかと(ディズニー的なノリを取り入れた素晴らしさと思う人がいたら避けて通りたい)
・アフロディーテは瞬殺いなかったことに
・一輝の登場シーンはそこじゃねーよ無能監督に惰性スタッフ
・さそり座が女とか美川憲一かよ。
・空港の滑走路で、ペンダント投げてサンクチュアリ行けんなら玄関でやれよ
・シャカは空気
・アクエリアスの我が師カミュはひっそりと登場しこっそり死んでいなかったことに
・キャンサーはディズニー映画のマダガスカルに今後登場してくれることを切望しています
・少年少女時代に沙織が犬に襲われた描写からの星矢を治すカットは一切伏線ありません=意味が無いシーンです
・サガ先生は最後巨大化、最後のEDの青銅聖衣のフィギュアのような並びをみて、もしかしてこれは戦隊物だったのかと理解する。
・いよいよ近代化が進んでLED内蔵の聖衣になったんですね
・アイアンマンが原作でしたかね?
・壊れたはずの城戸沙織の家でなんでお誕生日会なんでしょうか、どう見ても背景はアイオロスに壊された邸宅でした本当にありがとうございました。
・老師は言葉上の登場だけで天秤座は忘却の彼方へ
・少年らしさ、黄金聖衣らしさ、悪人らしさは一切ありません本当にありがとうございました。
・YOSHIKIありがたがってる輩がまだいるとはおもわなかった
・だから聖衣は携帯しやすいペンダントじゃダメってΩで学習したんじゃねーのかよ。
・90分がどの映画よりも長く感じた
・瞬がチャラすぎて嘔吐するレベルのコレジャナイ感
・紫龍がネタキャラとして扱われ滑りまくる
・氷河は空気
・一輝は全員元気な時に登場という大いなる謎、絶望の淵に立った時に出せよ無能ども
・星矢はきっとこの後、No1ホスト聖夜として歌舞伎町に名を轟かせるでしょうレジェンド・オブ・カブキチョウが公開されますきっと
ほんとに酷い映画でした。
原作に忠実にとは思わないですが、例えば絶望感を味わっても仲間との絆で踏みとどまったり、普段は冷静沈着な黄金聖闘士の感情が揺さぶられたりとそういう熱のこもった部分が一切見られませんでした。
聖闘士星矢という名前を抜きにしてもエンターテイメントとして失敗していると思います。
残念です。
追伸:この映画は巷で「超高速十二宮編(超劣化版)」らしいですよ。
いや…ホントその通りだと思う。だからリメイクって嫌なんですよね…。この映画は誰に向けて何の為に作られ、いったい何が言いたかったのだろう?「聖闘士星矢のファンなんて馬鹿ばっかりだからこの程度の話で感動するに違いない」って言われてる気がします。