「夢現。」5つ数えれば君の夢 Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
夢現。
劇場で観て以来、約半年ぶりの邂逅。
画面が小さいと感じとれない部分って大きいですね。
山戸結希監督作品には個人的に思い入れが強いのですが、劇場で感じた言葉の力強さや弾ける感じが、DVDでは十二分に伝わらない。
映画は劇場を想定して作られている、というのは本当なのでしょう。
スクリーンでは気にならなかったこと、繰り返し観ることで気づくこともあり、また、所有する悦びもあったりで、DVDリリースは嬉しいのですが。
5人それぞれが輝くように構成されているけれども、やはり、新井ひとみの輝きは別格。物語の核として、冒頭からカタルシスまで人を惹きつけて止まない。
内なる世界と外界、溶け合い変容し、新しい何かが生まれていく。
その変化著しい十代の、彼女達の輝きを切り取った、絶後の作品に仕上がっています。
もっともっと、多くの人に拡がっていきますように。
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