「実話を元にした…」ダラス・バイヤーズクラブ にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)
実話を元にした…
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実話を元にした映画は好きではありませんが、この映画は期待を裏切りとても◎
80年代の話だそうですが、その頃はまだAIDSに対して偏見の塊。AIDSに。ホモに。ドラッグに。カウボーイに。そしてアメリカに…
余命30日って言ったら、お涙物語じゃないすか、普通。この映画はお涙頂戴って言われなくても感動してしまう。ロンの生き方に。
アカデミー賞も納得のマコノヒーとレト。
彼は富も手にして、薬の入手ルートも確保出来ていながら、何故訴訟を起こしてまで戦ったのか?訴訟で勝ってしまうとクラブ経営は成り立たなくなってしまうのに…。
崇高な目的の為に彼が取る手段は、「自分で飲む薬くらい、自分で決めさせろよ」。国がやってることなんかに従ってられっかよ。というスタンスは、80年代でなく、今のアメリカにこそ響くメッセージ。
「もう一度ロデオに戻りたかった」という夢を叶える爽やかなラストシーンは、色んな思いが巡ってとても胸を打つ。
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